トラディスSS第一話 酔っ払いイルルの大暴走!!


イルルはターテルブルグでリサと一緒に暮らしていた。
そして、サイゼルが遊びに来た。
…しかし、サイゼルは目の前の出来事に唖然とした!!

イルル「きゃははははははははははは♪」
リサ「い…イルル〜……」
サイゼル「い…イルル様! ど…どうしたんですか!?」
リサ「イルルったら…これ…よく見ないで買ってしまったから……」
サイゼル「これジュースです…って、こ…これは!!」

そう、イルルはリキュールを飲んでしまったのである!!
「これはお酒です」と書いてあったのに、イルルは見落としてしまったのである。

イルル「あ、サイゼル君だ〜〜〜〜〜〜〜〜♪」
サイゼル「い…イルル様! しっかりして下さい!!」
イルル「え〜〜〜〜〜ボクは大丈夫だよ〜〜〜〜〜きゃははははは♪」
サイゼル「はぁ…完全に酔っ払ってますね……。」
リサ「もうイルルったら…私は止めたのに…美味しいって聞かないから……。」
イルル「ねぇねぇ〜♪ サイゼル君ものも〜〜〜〜〜よ〜〜〜〜〜♪」
サイゼル「だ…ダメですよ! これはお酒じゃないですか!!」
イルル「え〜〜〜〜〜〜っ、これ、ジュースだよ〜〜〜〜〜♪」
イルル「サイゼル君も飲め飲め〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪」
サイゼル「ち…ちょっとイルル様! 何するんですか、うわっ!!」

そう言って、イルルはサイゼルに無理矢理リキュールを飲ましてしまった!!
しかも…そのリキュールはイルルの飲みかけであった……。

リサ「うわ…ま…まさかあれって……ドキドキ……。」
サイゼル「う…うう…い…イルル様!!」
イルル「きゃははははは♪ ほらほら♪ リサも飲め〜〜〜〜〜〜〜〜♪」
リサ「え…ち…ちょっとその缶は!?…って、きゃぁ!!」

イルルはリサに強引にリキュールを飲ましてしまった!!
そう…更にもちろん飲みかけを……。

サイゼル「ち…ちょっとイルル様! い…今のは!!」
リサ(ううううう…あ…アスティさん…ご…ごめんなさい……。)
イルル「きゃははははは〜〜〜〜〜♪ みんな飲め飲め〜〜〜〜〜〜〜〜♪」
サイゼル「イルル様! 飲みすぎです、これ以上飲んではいけません!!」
イルル「えええええ〜何で〜〜〜〜〜っ、これ美味しいよ〜〜〜〜〜〜〜〜♪」
サイゼル「イルル様! ここをよく読んで下さい! お酒ですって書いてあるでしょう!!」
イルル「ふにゃ〜? お酒〜〜〜〜〜ジュースじゃないの〜〜〜〜〜?」
サイゼル「そうです! これはお酒なんです!!」
イルル「はや〜〜本当だ〜〜〜きゃはははははははははは♪」
リサ「い…イルル〜…、ほ…本当に分かっているの……?」
イルル「ゴクゴク…おいし〜〜〜〜〜きゃはははははははははは♪」
サイゼル「ぜ…全然分かって無いじゃないですか!!」

そして…アスティも久々にターテルブルグにやって来た。
そしてイルル達の家に入ったアスティは…やはり唖然とした……。
辺りには空き缶がいくつも転がっていた……。

アスティ「な…何だこれは!!」
リサ「あ、アスティさん!!」
サイゼル「あ…アスティさん! 何とかして下さい! イルル様が!!」
イルル「あ〜〜〜〜〜アスティく〜ん♪ 一緒に飲もう〜〜〜〜〜〜〜〜♪」
アスティ「あ…呆れた奴だ…、ここまで酔うまで飲むとは……。」
アスティ「だが、もう終わりだ、ここまでにしろ。」

アスティはイルルを羽交い絞めにして止めようとした。

イルル「ふにゃ〜〜〜〜〜っ! あ…アスティく〜ん、何するんだよ〜〜〜〜〜っ!!」
アスティ「もうこれ以上飲むな、アルコール中毒になるぞ。」
イルル「う〜〜〜〜〜ボクの邪魔するな〜〜〜〜〜っ! ハイパーブーストーーーーーっ!!」
アスティ「な…何!?」
イルル「うりゃあぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」
アスティ「うわあぁぁぁぁぁ!!」
リサ「きゃぁ! アスティさん!!」
サイゼル「うわぁ!!」

何とハイパーブースト使ったイルルは、アスティを派手に投げ飛ばしてしまった!!
そう、ドカーン!!…と派手に……。

アスティ「ぐあぁぁ…、な…何てバカ力だ!!」
リサ「あ、アスティさん、大丈夫!?」
サイゼル「あ…アスティさんをあそこまで投げ飛ばすなんて…何て力なんですか!?」
イルル「きゃははははは♪ アスティ君もこれ飲め〜〜〜〜〜〜〜〜♪」
アスティ「ぐわ! な…何を!!」
リサ「あ…イルル! そ…それ!!」

それは、イルルの飲みかけリキュールだった。

アスティ「ううう…、ま…まったく…いい加減にしろ……」
リサ「ううう…そ…それ…イルルの飲みかけ……」
アスティ「ん…何だリサ……ん、飲みかけ……?」
イルル「きゃはははははははははははははは♪」
サイゼル「あ…あああああ……い…イルル様……何て事を……。」
イルル「きゃはははははははは! みんな飲め〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪」

こうして、酔っ払いイルルの暴走は一晩続いた……。
サイゼル&リサ&アスティの心境は複雑だった……。
当のイルルは、まったく記憶に無いと言った感じであった……。

〜 終わり 〜

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