KOMI−SS集第六巻


こちらでは、入れ替わりネタ3つ・デュエルモンスターズネタ2つ・悪夢ネタがあります。
更にデスノートネタ・茉理ジュニア編・結ジュニア編がありますっ!!


★ 入れ替わりネタその1:直樹⇔結

 ……はぁはぁはぁ、俺はまさに遅刻の危機が迫っていた!!
 自転車はパンクしているし、保奈美は起こすのを諦めてしまった様だし……。
 くそっ! 俺のバカ!!

直樹「間に合うか…………っと!?」
結「く……くず……ってきゃぁぁぁぁぁーーーーーーーっ!!!!!」

ドッシーーーーーーーーン☆

 ……な、なんて事だ……、いくら急いでいたとは言え、先生と激突とはっ!!
 と……とりあえず結先生は大丈夫か!?

結「せ……先生、す……すみません! 大丈夫ですか……って!?」
直樹「う〜ん……、久住君……、ダメですよぉ〜っ…………って?」

 な……何で俺が目の前にいるんだ!?
 そ……それに何だか高低差が違うような…………?
 ……っておい!! ま……まさかこれって!?

結「あ……あの……、貴方は結先生ですか?」
直樹「そう言う貴方こそ……わ……私っ!?」

 ……なんて事だ…………、どうやら精神が入れ替わった様だ!!
 つまり俺は結先生の体を、そして結先生は俺の体をっ!?

※ カッコ内の名前が中身の人間とします!!

直樹(結)「と……とにかく教室に入りましょう!!」
結(直樹)「は……はい!!(汗)」

 そして俺と結先生は同時に教室に入った…………。

直樹(結)「みなさ〜ん、席について下さ〜い。」

 おいおい、結先生……(汗)。

弘司「あれ? どうしたんだ直樹?」
美琴「何何!? 久住君!!」
保奈美「な……なおくん…………?」

 あ〜あ、結先生、みんなざわつき始めちゃったよ…………。

直樹(結)「え〜っ、今日は走ってきた久住君とぶつかってしまって、精神が入れ替わってしまいました〜」

 んなっ!? ゆ……結先生!?
 な……なんでそんなストレートな!?

美琴「えええええ〜っ!! な……何ですってぇぇぇぇぇ!!!」
保奈美「せ……精神が入れ替わったって…………?」

直樹(結)「つまり私が野乃原結です、久住君、席に着いて下さい。」
結(直樹)「…………はい。」

 結先生の体で、俺は席についた…………。
 ああ、視線がみんなこっちに…………(汗)

美琴「ね……ねぇ……、あ、貴方が久住君…………?」
結(直樹)「……あ、ああ…………」
保奈美「な……なおくんが結先生? そして結先生がなおくん…………?」
直樹(結)「はいはい〜っ、みんな、静かにして下さい〜〜〜っ」
直樹(結)「それでは出席を取ります、秋山さん!」
文緒「は……はい(汗)」

 こうして直樹の体が出席を取る…………。
 い……異様な光景だ、これは…………(汗)

そして、休み時間…………。

美琴「ねぇねぇ! 本当に久住君なのっ!?」

 美琴は楽しそうに俺に突っかかって来る……。

結(直樹)「ああ、そうだ…………(汗)」

 俺は普通の言葉で言った、女言葉なんて使えるか(汗)

美琴「久住君、可愛い〜〜〜♪」
結(直樹)「楽しむな(怒)」
保奈美「男言葉を使う野乃原先生って、何か可愛いかも♪」
結(直樹)「保奈美まで(汗)」
弘司「しっかし直樹、駄目じゃないか、いくら遅刻しそうだからって先生と事故ったら」
結(直樹)「ごもっともです(汗)」
文緒「あ〜あ、先生に迷惑掛けて、しょうがないわね、久住君は…………」
結(直樹)「とほほほ…………(汗)」

そして一時間目後の休み時間にて…………。

 俺はとりあえず廊下を歩いていた…………。

茉理「あっ、野乃原先生!!」
結(直樹)「あっ、茉理か…………」
茉理「へ(汗)」

 そうか……、俺は結先生なんだ…………。
 だが構うもんか、女言葉なんて使えるかい(汗)
 しょうがない、正直に話そう。

結(直樹)「茉理、俺は直樹だ」
茉理「の……野乃原先生(汗)、な……何言っているの(汗)?」
結(直樹)「だから俺が直樹だって言っているんだっ(怒)!!!」

 いい加減に理解しろよ、茉理(怒)!!

茉理「の……野乃原先生(汗)、ど……どうしちゃったの(滝汗)?」
茉理「ああ……の……野乃原先生が、こ……壊れている…………?」

 茉理ぃぃぃぃぃ(怒)!!!

結(直樹)「いい加減に理解しろっ(怒)!! 俺が直樹だって言ってんだろうが(激怒)!!!!!」
茉理「ひ……ひぃぃぃぃぃ(汗)、の……野乃原先生が壊れてるっ(滝汗)!!!?」

 俺は結先生の体で怒鳴りながら茉理に説明した!!
 説得するのは大変だった、はぁ(汗)…………。
 ま……まったく…………てこずらせやがって(汗)…………。

茉理「な……なるほど(汗)…………」
結(直樹)「察しろよ、まったく(汗)」
茉理「でも直樹、結局あんたが悪いのよねぇ〜〜〜」
結(直樹)「わかってるよ(汗)」
茉理「それにしても、男言葉の野乃原先生って、不自然(汗)」

そして、昼休みでの保健室での結&恭子は…………。

直樹(結)「恭子〜〜〜っ」
恭子「久住〜っ、恭子とは何よ、恭子とは…………」

グリグリグリ…………。

直樹(結)「や……止めて下さ〜い(汗)、だから私が結なんだってば〜っ(汗)」

 恭子……絶対わざとね……、あれ程説明したのにっ(怒)!!!

恭子「はぁ……、本当にあんたが結なのね…………」
直樹(結)「だ〜か〜ら〜っ、何度も言っていますけど、私が結なんですぅ〜〜〜っ(汗)」
恭子「あははは(汗)、女言葉を使う久住って、何か変だわ、あははははは!!!(笑)」
直樹(結)「笑わないで下さ〜〜〜い(汗)」

 恭子の意地悪…………。

恭子「ねぇ、これ食べる?」
直樹(結)「ああっ! 自家製プリン!! 食べます食べますぅ!!!」
直樹(結)「わ〜い、プリンだプリン♪」
恭子「た……確かに結だわ(汗)、完全に(汗)」

 私はプリン三つを一気に平らげた、美味しい〜〜〜っ♪

恭子「ぷぷぷぷぷ(笑)、プリン中毒の久住って、あははははは(笑)!!!!!」

 恭子ったら、そんなバカ笑いしてぇぇぇぇぇ(怒)!!!!!

直樹(結)「プリン中毒は止めて下さ〜〜いっ(汗)」
恭子「ごめんごめん(笑)、だ……だって(汗)」
恭子「それよりも結、今日の授業では黒板の上まで届いて良かったんじゃない?」
直樹(結)「はい! 感激です♪ 生まれて初めて黒板の上まで届きました♪」
直樹(結)「ただ、授業のたんびに説明するのが大変でしたけど(汗)」
恭子「それにしても、一日中その格好でいないと駄目なんだよね…………」
直樹(結)「とりあえず有効活用させてもらいます♪ せっかく背が伸びましたから♪」

そうである……、こう言うのは一日たたないと戻らないのがセオリーだ(オイオイ)

 そして家に帰って、渋垣家の家族全員が家に帰って…………。

英理「まぁ直樹君、なんて可愛らしい姿で♪」
結(直樹)「おいおい(汗)」
源三「まるで娘が一人増えた気分だ、わははははは!!!(笑)」
結(直樹)「笑い事じゃねぇだろ、親父!!!(怒)」

 この夫婦は……、遊びやがって(汗)

英理「あらあら、女の子がそんな言葉使っては駄目じゃない」
結(直樹)「男だから仕方ないだろうがっ!!!!!(怒)」
英理「あらあら…………」

 いい加減にしろ(汗)

茉理「まったく、直樹は世話が焼けるんだから……はぁ…………」
茉理「とにかく今日は風呂にも入っちゃ駄目よ」
結(直樹)「何でだっ!!!」

 茉理の奴、遊んでやがるな!!!(怒)

茉理「直樹あんた、まさか結先生の裸、見るつもりじゃないでしょうねぇ…………」
結(直樹)「あ゛(汗)」

 そうか……、お風呂入るって事は服を脱ぐ…………。
 つまり結先生の裸を見る事になってしまうんだ!!!

結(直樹)「俺、もう寝るわ(汗)」
茉理「おやすみ〜〜〜っ」

 当然着替えも出来なかった…………。
 寝心地は最悪だった、うまく眠れなかった…………。

そして次の日…………。

保奈美「なおくん、なおくんっ! 起きて!!!」
結(直樹)「ううう…………(汗)」

 眠い……眠すぎる…………。
 昨日はほとんど眠れなかった(汗)
 だ……駄目だ…………、起きられない…………。

保奈美「もう……、姿は結先生でもまるっきり、なおくんなんだからっ!!!」

 仕方無いだろ(汗)

保奈美「なおくんっ!! いい加減に起きないと遅刻しちゃうわよっ!!!」
結(直樹)「あ……後三十分…………(汗)」
保奈美「な……何言っているのよっ!! そんなに時間ある訳ないじゃないっ!!!」
保奈美「こうなったら……、奥の手っ!!!」

 ほ……保奈美っ!! お……お前は鬼かっ!?
 ベッドの下は男のファンタジーゾーン!! よりによってこんな時にっ(汗)!!!
 くそっ!! 根性で起きるしかない、だあぁぁぁぁぁ!!!

保奈美「あっ、起きた♪」
結(直樹)「…………」

 俺は保奈美に対して睨んだ……、容赦なく…………。
 そして少し時間を経って、保奈美に第一声掛けてやった…………。

結(直樹)「鬼…………」

 俺はそう言うと保奈美は微笑んだ、まったくコイツは…………(汗)

保奈美「なおくん、おはよう♪」
結(直樹)「最悪な朝だよ」
保奈美「行こう、なおくん♪」
結(直樹)「へいへい(汗)」

 そして学校に着いたら、俺と結先生は学長室の裏の研究室に呼ばれた…………。

恭子「それでは行くよ〜〜〜っ!!!」

 俺と結先生は二つ椅子が並んでいる、人格入れ替え装置(仮)に入ったのだ。

ビビビビビビビビビビビ!!!!!

恭子「どう? 元に戻った?」

 俺は自分の体を確かめる……、そう、自分の体だった!!!

直樹「ああ、もう大丈夫だ」
結「はい、私も大丈夫です♪」

 やれやれ……やっと元の姿に戻れた(汗)
 疲れる一日だった…………。

結「久住君、これからは早起きしてちゃんと学校に来てくださいね、めっ!!!」

 こうなった原因は俺だ、怒られるのは当然だ(汗)

直樹「ごめんなさい、気を付けます(汗)」

 ああ……、もう二度とこんな事こりごりだ…………。

恭子「ねぇ結、昨日の湯加減どうだった?」
結「ええ、昨日はゆっくり入りましたよ♪」

 な……何だとっ!?
 ゆ……結先生はお風呂に入った!?
 と……と……言う事はっ…………!?

直樹「結先生ぇぇぇぇぇーーーーーーーーーーっ(激怒)!!!!!」
結「な……何ですか、久住君!?」

 あくまでシラを切る気かっ(激怒)!!!

直樹「あんまりだっ!! 俺は昨日お風呂我慢したのにっ(激怒)!!!!!」

 結先生は今頃気付いたかの様な表情をした、いい加減気付けよっ(激怒)!!!

結「久住君のって、結構大きかったんですね〜〜〜♪」
恭子「ええ、それはそれは♪」

 な……何だと!?
 ま……まさかこの二人はっ!!!

直樹「せ〜〜ん〜〜せ〜〜い〜〜〜〜〜〜っ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(怒)」

 俺は完全に怒った!! 俺の体のままで一緒にお風呂に入ったなっ(激怒)!!!!!

直樹「責任取ってもらおうか(逝)」
恭子「く……久住(汗)、め……目が逝っちゃってる…………(汗)」
結「まぁまぁ、誰にも言いませんから大丈夫ですよ♪」
直樹「大丈夫な訳あるかいっ、ゴルアァァァァァーーーーーーーーーー(壊)!!!!!」
恭子「うわあっっ(汗)!! く……久住が壊れたーーーーーっ(汗)!!!!!」
結「恭子! 逃げましょう(汗)!!!」
恭子「ええ、それじゃぁ久住(汗)!!!」
直樹「許さあぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーんっ(壊)!!!!!」

こうして直樹は、結&恭子を散々追い掛け回すのであった…………。
直樹よ……、学校にはきちんと登校するように…………。


〜 END 〜

★ 入れ替わりネタその2:直樹⇔美琴

事件は突如やってきた。
そう、俺は現在美琴の姿だ、そして当の美琴も現在俺の姿だ。
何故こんな事になったかと言うと、科学の実験中失敗して爆発したのだ!!
美琴と同じ班だったのでそばにいたのだ。
あれから俺達が気付いたら何と! 精神が入れ替わってしまったのだ!!

そして、昼休み……。

「なおくん、これ食べる?」

 保奈美が美琴の体の俺に対して話してくる。

「ああ、頂くよ」

 俺は美琴の体のまま、普通どうりに喋る。

「それにしても、天ヶ崎さんの体で、なおくん言葉使いって何か違和感あるね」
「悪かったな(汗)」

 まぁ……当然だわな……。

「おおーいっ! 久住君に藤枝さ〜ん!!」

 俺の体で、俺達二人に駆け寄ってくる。
 やっぱり違和感が感じられる……。

「ねぇねぇ、一緒にお昼食べよ!!」
「そ……そうね(汗)」
「あ……ああ(汗)」

 外見から見ると、俺と美琴と保奈美のごくありふれた組み合わせだ。
 学校では、特にそれ程変わった事は無かった。
 そして家に帰って。

「何だ、まだ誰もいないのか……」

 俺は誰もいない渋垣家で一人でご飯済ませた……。

「さて……お風呂でも入るか…………」

 俺は脱衣所へ向かう……、しかし…………。

「!?」

 そうだった!! 俺は今『美琴』の体なんだ!!
 鏡を見て思い出した!! ど……どうする…………。

「…………」

 ふっふっふっふっふっ…………。
 よ〜し、誰もいないんだ♪ 早速脱いでお風呂のゴーッ!!!

「…………」

 うわ……、み……美琴って大きいなぁ…………。
 俺は思わず見惚れてしまった……。
 す……凄い……美琴…………。
 体を洗う俺は、柔らかい感触を感じまくりだった!!
 ああ、女の子の体って、こんなに柔らかいとは……、と……特に胸がぁ!!(爆)

「ううううう……、いいなぁ…………(笑)」

 にやける俺、外からみたら変だと思われるが俺一人、
 とりあえず俺は美琴の全てを見てしまい、触ってしまった。
 ああ、極楽極楽、気持ち良かった♪
 そして、俺はお風呂から上がり、元の服を着た。

「ただいま〜!!」

 茉理が帰ってきた、でも完全にお風呂から上がって服もそのまま、ばれないばれない……。

「おかえり、茉理」
「あ……天ヶ崎せ……って、直樹だったんだよね…………」
「そうだ」

 とりあえず、普通の会話が進められたが…………。

「ん……? な……直樹?」
「な……何だ茉理」

 茉理が怪しげな眼差しで俺を見る…………。
 ま……まさか(汗)

「直樹ぃ〜〜〜、あんた、お風呂に入ったわねぇ…………」

 ば……バレた!?

「な……何のことだ!?」

 俺は誤魔化す、しかし茉理は…………。

「直樹、なんだかスッキリしているようだねぇ……、しかも少し湯気が…………」

 ダメだ……、完全にバレている…………。
 観念するしか無いな……。

「ちっ、バレたか、ははははは!!!!!」

 俺は開き直った!!

「直樹のエッチ!!!」

 茉理はソファーの枕で俺を攻撃しようとした!!
 だが俺は瞬時に!!

「茉理! 美琴の体を傷つける気か!!」

 茉理の手が止まる!! 効果抜群だ、イェーイッ!!!

「ううううう……」

 茉理は悔しそうに手を止める、
 これで安心……と、思ったら!!

「保奈美さんに言いつけてやるぅ〜〜〜〜〜っ!!!!!」

 な……何だと!!

「や……やめろ茉理!! そ……それだけは!!!!!」
「ベぇ〜っだ!! ぜ〜ったいに言いつけてやるんだからっ、早速保奈美さんの家にゴー!!!」
「ま……まてコラ!!!」

 俺は茉理を追うが、今回の茉理は脚がやたら速かった!!
 結局、俺が美琴の体でお風呂は行った事が保奈美に知られてしまった(汗)

「な〜お〜く〜ん〜〜〜っ(怒)」

 保奈美が俺を睨む……、こ……怖すぎる、保奈美(汗)

「く〜ず〜み〜く〜ん〜〜〜(怒)」

 み……美琴まで!?
 ま……茉理の奴、美琴にまでバラしたのか!!

「じぃぃぃぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜(怒)」

 俺の顔で睨む美琴……、怖いぞ(汗)

「久住先輩」

 な……何!? ち……ちひろちゃんまでっ!?

「久住先輩って、そんな事する人だったんですね、幻滅です」

 ガーーーーーーーーーーーン!!!!!
 俺は真っ白になった……、ちひろちゃんにまで…………。

 そして次の日、元に戻った……。
 元に戻った俺に対して、散々罵声浴びせた後、ボコボコられてしまった……。
 ああ……茉理の奴……、恨むぞ…………(怒)

「ひっひっひ……、ザマァミロ、直樹♪」

 茉理の奴、楽しみやがって…………(怒)


〜 終わり 〜

★ 入れ替わりネタその3:直樹⇔保奈美
 ああ、また入れ替わってしまった。
 俺は直樹、最近良く入れ替わる…………。
 今回は保奈美と入れ替わってしまった……。
 今回は保奈美と同じ班、この間の美琴に引き続いて、またしても実験で爆発。
 そのショックで、今の俺は保奈美の体だ……。

 そして、お昼に一人でカフェテリアで昼飯を食べる事にした、茉理がオーダー取りに来る。

「直樹、今回はよりによって保奈美さんとは…………」

 茉理は呆れた顔で俺の顔を見る、今回のは尊敬する保奈美だから……。

「いつもの頼むよ」

 俺は保奈美の体のまま、俺の言葉使いで応答した。

「へーへー」
「おい、外見は保奈美なんだから、もっと礼儀正しくしたらどうだ?」
「別にいいじゃん、中身は直樹なんだから……」

 そう言って茉理は去っていく、やれやれ、アイツは……。
 そして、茉理から頼んだのが来た。

「へ〜い、チキンピラフにコーヒー上がり」
「どうも」
「直樹、ピラフにコーヒーって何か変な組み合わせね、普通スープとかなんだろうと思うんだけど……」
「いいじゃないか、俺の好きなんだから……」

 茉理は『はぁ……』とため息ついた……。

「直樹、保奈美さんの体なんだから、そこんとこ忘れないように」
「へいへい」

 そして六時間目の授業が体育だ……。
 さっそく更衣室……って、俺、女の体じゃん!!!
 どうする! 女子更衣室行っても変態扱いされるし!!!
 かと言って、男子更衣室に入ったら、保奈美の体が野郎共に見られる羽目にっ!!!!!

〜 間 〜

 俺は考えた、あそこしかないな……。
 屋上の手前のドアの前で一人で着替えるしかない……。
 とりあえず、俺は速攻で着替える事にした!!
 …………ん、だ……誰だ……って、お……男っ!?

「あ……あれ? 藤枝じゃないか…………って、うおぉぉぉぉぉーーーーーーっ!!!!!」

 やってきた野郎は顔を赤くしてじっと見ていた!!

「あ……あっち行け! こ……この野郎っ!!!!!」

 俺はかばんなどをその野郎に投げつけてやった!!!
 その間に俺は着替えを済ませた!!!

「きゅぅ……、ふ……藤枝の下着姿……で……でへへ……(壊)」

 ま……まったく、こ……この野郎は(汗)
 俺は速攻で片付けて、早速授業に向かった!!
 保奈美は運動神経いいから、男子でも問題ない。
 俺は男子に混ざって、体育の授業を受けた…………。
 そして授業は無事に済み、俺は家に帰った…………。

「何だ、今日も誰もいないか、茉理もカフェテリアだし……」

 そして俺はやましい事を考えていた!!
 前回の美琴のみたいに失敗しないようにっ!!!

「速攻でお風呂に入るぞ!!!」

 運動したから気持ち悪い、だから俺はお風呂に入る……。
 う……うわぁ! ほ……保奈美の体も凄いっ!!!
 あ……あはは(汗)、お……俺が逝っちゃいそう、あはは……(汗)

「やっぱりお風呂は気持ちいいな♪」

 そして俺は一旦桶から出る、そして体を洗う…………。
 う……うわぁ(喜)、ほ……保奈美の体もメッチャ柔らかい…………。
 ムニュ……ムニュっと……、ううううう……き……気持ちいい〜〜〜(壊)
 あ……あはは(汗)、こ……これはたまらん(逝)
 む……胸が気持ちいいっ♪ ああ……幸せだ、俺っ♪
 は……はなぢが出そう……、と……とりあえず、お……抑えないとっ!!!

「き……強烈(汗)、保奈美の裸は綺麗でスタイルが良すぎてたまらん、あははははは(壊)」

 そして俺はお風呂から出る。
 今回の茉理は夜遅いので、帰るのがまだまだだ……。
 よしっ! 今回は茉理にはバレないぞ!!!
 そして、夜に茉理が帰ってきた……。
 そしてら、茉理の第一声はやはりこれだった。

「直樹、あんた、今度は保奈美さんの体でお風呂入ったでしょう…………」

 やっぱな、でも今回は違うぞ、お風呂入ってから時間経ってるし♪

「何の根拠がある? もっとも以前の美琴の時の根を持っているとしか思えないが…………」

 ふんっ! 今回のは完全に証拠が無いぞっ!!

「う〜ん、どう見ても普通の保奈美さんだし…………」

 へへんだ! 二回も同じ失敗するかよ、バーカ……。

「なぁ茉理、もしお前が保奈美と体が入れ替わったら、やっぱ楽しむだろ…………」
「な……何でよっ!!!(怒)」
「保奈美はお前と違ってスタイルいいからなぁ〜、お前の事だからなぁ…………」
「むっかあぁぁぁぁぁっ!! 保奈美さんの体でもやっぱり直樹だあぁぁぁぁぁ!!!!!(怒)」

 へへんだ! この間の仕返し仕返し♪

「はぁ……、あたしもお風呂に入るわ…………」
「行ってらっしゃい」

 茉理はそう言って、お風呂場に行く……。
 ん? なんか戻ってきたぞ、どうした…………?

「直樹っ!!」
「な……なんだよっ!?」
「あんた、やっぱり保奈美さんの体でお風呂入ったわねぇ…………」
「な……何でだっ!?」

 な……何だっ!? な……何か失敗したか…………?

「ねぇ直樹、何でお風呂のお湯があったかいのぉ…………」

 ギクッ!!
 そ……そうかっ!? お風呂のお湯入れっぱなしだった(汗)
 な……なんて事だ……、こ……この展開だと…………(汗)

「みんなにバラしてやるぅぅぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!」

 案の定、茉理の脚は速いっ!! もう見えない(汗)
 そして、今回は生徒だけじゃなくて、+三名も連れて来やがった!!!

「久住君のエッチーーーーーっ!!!!!」

 美琴に早速言われた、ああ(汗)

「久住先輩……、またやったんですね……、幻滅です…………」

 ガーーーーーン!!!
 ちひろちゃんはうつむきながらそう言った、ああ、ちひろちゃんに言われるとショック…………

「久住君っ!! あんた、何考えているのよっ!! このスケベ!!!」

 委員長の文緒が容赦ないセリフで言う……、この間より酷い(汗)

「久住君、みっちり説教してやりますからね!!!」
「久住! あんたこれで二人目ね!! 女の子の体を汚したのは!! まったく…………(汗)」

 結先生&恭子先生が俺に軽蔑の眼差しを向ける……、茉理の奴、よりによって先生にまで(汗)

「な〜お〜く〜ん〜〜〜〜〜っ(怒)」

 うわ(汗)、保奈美が俺の顔で睨む……、怒っている、絶対怒っている(滝汗)

「みんな! たっぷり直樹にお仕置きしてやりましょう!!!」

 茉理がそう言うと、七人全員の女が俺に容赦なく罵声を浴びせて来る!!!
 ああ……もうダメ…………、逝っちゃう…………(逝)
 そして、この日は俺は逝ってしまった…………。

 そして次の日、俺と保奈美はショック療法で元に戻った…………。
 案の定みんなにボコられてしまった、容赦知らない奴等め…………。
 そして、下校時…………。

「はぁ……、もうダメかな、俺…………」

 俺は後悔していた……。
 同時に女の子と入れ替わるのは散々だ、ああ(汗)

「なおく〜〜〜んっ!!!」

 保奈美が後ろから追ってきて俺を呼んで来た!!!

「何か用か?」

 またあの事だろう、どうせ…………。

「もう、なおくんったら、エッチなんだから…………」

 やっぱな…………。

「天ヶ崎さんの時だってそうだったし、もう…………」

 ううううう…………。

「へーへー、俺はどうしようもないスケベ男ですよ〜〜〜(汗)」

 俺は半ば自暴放棄だった、いい加減にしてくれ(汗)
 しばらく二人で歩いていると、保奈美が話し掛けて来た…………。

「責任取ってね」
「ぶっ!?」

 ほ……保奈美!? な……なにをいきなりっ!!!

「なおくん……、お互いに、その……見ちゃったし、あは(笑)」

 !?
 ほ……保奈美っ! お……お前も俺の裸をっ!!!

「お……お前なぁ…………(汗)」

 呆れた……、あんだけ散々言ったくせに自分もっ!!!

「だから、なおくんは……、わ……私のものだから…………」
「ほ……保奈美!?」

 保奈美は赤らめて俺に言った!!
 ま……まさか告白かっ!!!
 そうか……保奈美…………。
 俺も保奈美が好きだった、だから…………。

「保奈美、好きだ…………」
「なおくん…………」

 そして俺達はキスをした…………。
 ああ、保奈美の唇柔らかい……、いいなぁ…………。

「あああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!! く……久住く〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜んっ!!!!!」

 声の方を見てみたら、唖然としていた美琴が立っていた!!!
 み……見られた! 俺達のっ!?

「あ……天ヶ崎さん(汗)」

 俺達三人は固まった……、ううううう……、どうする…………?

「く〜ず〜み〜く〜ん〜〜〜、あたしはどうなのよぉ〜〜〜〜〜〜(汗)」
「は?」

 美琴、お前は何を言っているんだ…………?

「久住君、私の責任は取ってくれないんだぁ…………」
「な……何っ!?」
「あ……天ヶ崎さん!?」

 美琴の瞳から涙がポロポロと出てきた、や……ヤバい!!!(滝汗)

「久住君のバカーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!」
「お……おい美琴!!!」

 ああ美琴……、走りながら泣いていたよ…………(汗)

「天ヶ崎さんも、なおくんの事好きだったのかなぁ…………?」
「へ(汗)」

 そう考えると思い当たる節がある……。
 今回のあの態度、ま……まさにそうだな(汗)

「美琴、ごめん…………」

 その後、美琴はしばらく俺達と話する事は無かった……。
 相当ご機嫌斜めだった、ああ……美琴…………。


〜 終わり 〜

★ デュエルモンスターズネタ1:直樹VS保奈美

蓮美台高校で『遊戯王デュエルモンスターズ』が流行っていた。
その中で直樹達は…………。

「はい、なおくん、これで終わり♪」
「ギャァァァァァーーーーーッ!!!!!」

 保奈美が『ブルーアイズホワイトドラゴン』でダイレクトアタックして来た!!
 ああ……保奈美……強過ぎ…………(涙)
 魔法カードや装備カード、そしてトラップカードにコテンパンにされた…………。

「おいおい直樹『遊戯王』じゃないんだから別に負けてもどうにでもなる事ではないだろ……」
「ううううう……、やっぱり悔しいじゃんよ……」

 大げさな俺に対して、物を言う弘司……。
 それにしても…………。

「保奈美、お前って遊戯だな、まるっきり(汗)」
「藤枝さんの場合は『海馬』じゃない、ブルーアイズ使っている所が♪」
「あはは♪ 何かそうね…………」

 遊戯でも海馬でもほとんど同じだろ、保奈美…………(汗)

「本当に久住君って、弱いね♪」

 俺は美琴にも一度も勝てない、コイツの『ブラックマジシャン』と『ブラックマジシャンガール』のコンボで……。

「遊戯には勝てましぇーん…………(涙)」

 そう、美琴のは遊戯デッキだ、コイツもうますぎる……。

「くっそぉぉぉぉぉ! 保奈美! 明日こそ勝ってやるからなっ!!!」
「うふふふふふ……、いつでもおいで、なおくん♪」

 保奈美はまるっきり余裕だ、クソッ! 一回でもいいから勝ちたい…………。
 そして、俺は家に帰ってデッキを組んでいた…………。

「直樹、今回はやけに念がこもっているわねぇ…………」

 茉理が話しかけてくる、しかしうっとおしい…………。

「茉理、魂のデッキを組んでいるんだ、黙ってろ」
「へいへい…………」
「どーせ、保奈美さんには勝てはしないんだから、イッヒッヒ…………(笑)」

 おんのれぇぇぇぇぇ…………、
 今度こそ……、今度こそ勝ってやる………………。
 この凶悪デッキで、今度こそぶちのめしてやる、保奈美!!!

(注:直樹は制限カードや準制限カードを守っています)

 そして放課後に入り、保奈美にリベンジの時が来た!!
 ルールはお互いにライフポイント8000だ!!
 先攻は保奈美だ。

 「なおくん、私は裏守備モンスターを伏せて、伏せカード一枚セットしてターンエンド」

 コイツのは多分『ホーリーエルフ』、ならばっ!!

 「俺のカード、ドローーーーーッ!!!」
 「おおっ! 久住君、遊戯みたいね!!」

 美琴がチャチャを入れる、しかし、いいカード引いた!!

 「俺は魔法カード『サイクローン』発動!!」
 「ああっ!!」

 俺はまず保奈美の伏せカードを破壊する! 後はモンスターだ!!

 「俺は『ブレインコントロール』を発動! 裏守備モンスター頂きっ!!」
 「そしてソイツを生贄にして『デーモン』を攻撃表示で召還!!」

 よっしゃぁ! 保奈美のフィールドはガラ空きだ!!!

 「喰らえ保奈美! デーモンの攻撃を喰らえぇぇぇぇぇ!!!!!」
 「きゃぁぁぁぁぁ!!!」

 よっしゃ! ヒットだ!!
 直樹LP=8000・保奈美LP=5500

 「な……なおくん……、手加減してよぉ、もぉ〜〜〜(汗)」
 「出来るかぁ!!」

 相手は保奈美だ、手加減なんか出来るか!!!

 「俺は一枚の伏せカードをセットして、ターンエンド!!」

 俺はトラップカード『落とし穴』をセットした。

 「私のターン」

 保奈美は一枚ドローした、何が来るか油断出来ん…………。

 「私は『強欲な壷』を発動し、二枚ドロー」

 ううう……、保奈美に『強欲な壷』かよ(汗)

 「私は魔法カード『ブラックホール』を発動♪」
 「げっ!!」

 お……俺のデーモンがあっさりと破壊されてしまった、ああ、デーモン…………。

 「私は裏守備モンスターを場に召還し、ターンエンド♪」
 「俺のターン、ドローーーーーッ!!!!!」

 俺は遊戯の如くカードを引く!!

 「おーおー、久住君、遊戯になりきっているじゃん♪」

 美琴は楽しみながら見ている……、
 だが手は揃った……、保奈美、これで終わりだ!!!
 俺の瞬殺コンボを見せてやるぜぇぇぇぇぇーーーーーっ!!!!!

 「俺は手札から魔法カード『火炎地獄』を発動!!」
 「きゃぁ! 直接攻撃カード!!」
 「でも、久住君もダメージ受けるよ!!」

 直樹LP=7500・保奈美LP=4500

 「まだまだ行くぜぇ! 手札から『サンダーボルト』発動!!!」
 「あああーーーーーっ!!!」

 よっしゃぁ! 保奈美のフィールドは再びがら空きだ!!

 「保奈美! これで終わりだ! このターンで俺の勝ちだ!!」
 「な……なおくん(汗)」
 (な……なおくん、め……目が逝っちゃってる…………(汗) )

 ふふふふふ……勝てる、コレなら勝てるぞぉぉぉぉぉ!!!!!

 「俺は『デビルフランケン』を攻撃表示で召還!!」
 「ああっ! 久住君! ま……まさか!!」
 「そのまさかさ!!」

 美琴が尋ねる、そう、『デビルフランケン』は自分のライフを5000犠牲にして、
 融合モンスターを特殊召還出来るのだ!!
 目にものを言わせてやるぜぇぇぇぇぇ!!!!!

 「俺はライフ5000を犠牲にし、『ブルーアイズアルティメットドラゴン』を特殊召還!!!」

 直樹LP=2500・保奈美LP=4500

 「わ……わぁ(汗)」

 ざまぁみろ、保奈美……、焦ってる焦ってる(笑)

(ブルーアイズアルティメットドラゴンの攻撃力は4500)

 「くたばれ保奈美!! 喰らえ!! アルティメットバーストーーーーーッ!!!!!」

 決まった!!!

 「残念でした♪」
 「な……何だと!?」

 保奈美が手札から一枚のカードを俺に見せる……、あ……あのカードは!?

 「手札から『クリボー』を捨ててノーダメージ♪」

 やられた……、クリボーの事を考えていなかった(汗)

 「と……とりあえず、デビルフランケンで保奈美をダイレクトアタック!!!」

 直樹LP=2500・保奈美LP=3800

 「た……ターンエンドだ…………」

 く……くそぉ!! もう少しで保奈美を倒せたのにっ!!!

 「私のターン、ドロー」

 な……何が来る(汗)

 「なおくん、ごめんね♪」
 「へ(滝汗)」

 な……なんかヤバイ、絶対ヤバイ…………(滝汗)

 「手札から『心変わり』を発動♪」
 「げげげげげ!!!!!(滝汗)」

 や……やっぱりそう来るか保奈美!! 鬼だ……鬼だ、保奈美!!!

 「はい、『ブルーアイズアルティメットドラゴン』いただきっ♪」
 
 だ……だがまだトラップカード『落とし穴』があるっ!!

 「そして魔法カード『大嵐』を発動♪」

 ま……マジか保奈美! お……俺のトラップが…………(滝汗)

 「…………(滝汗)」

 だ……ダメだ……、俺の手札にはトラップがもうない(汗)
 『クリボー』も手札に無い、死んだな、ああ…………。

 「アルティメットバースト♪」
 「ギャアァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーッ!!!!!」

 直樹LP=0・保奈美LP=3800

 「ば……バカな……、お……俺の瞬殺デッキが…………(汗)」
 「あっはははははーーーーーっ!!! これで久住君、25敗だあ、あははははは!!!!!」

 み……美琴…………、た……頼むからそれ以上笑わないでくれ(涙)
 ああ……なんて惨めな俺…………(涙)

 「く……くっそぉぉぉぉぉ(逝)」

 だ……ダメだ…………、また負けた……、ああ…………。(逝)

 「ねぇ藤枝さん!! 今度は私とやろうよ!!」
 「うん! 行くわよ、天ヶ崎さん♪」

こうして、美琴VS保奈美の最強の戦いが始まった…………。

 「ひひひひひ……、見せてもらいましたよ、直樹の見事な負けっぷり(笑)」
 「ま……茉理ぃぃぃぃぃ(逝)」

 茉理が俺を笑っている……、お……鬼か、茉理…………(泣)


こうして瞬殺計画台無しになった直樹であった…………。


〜 終わり 〜

★ デュエルモンスターズネタその2:直樹VS茉理

 俺は保奈美に負けた、
 そして、茉理がバカ笑いする…………。

「ひひひひひ……、見せてもらいましたよ、直樹の見事な負けっぷり(笑)」
「ま……茉理ぃぃぃぃぃ(怒)」

茉理が俺を笑っている……、お……おのれぇぇぇぇぇ!!(怒)

 俺はムカついた!!(怒)
 茉理ぃぃぃぃぃ…………(怒)

「茉理! そんなに笑うなら俺と勝負しろっ!!!(激怒)」

 俺は完全に怒った!!
 茉理めぇぇぇ……、目に物を言わせてやるっ!!!

「いいよ〜♪ だって直樹弱いんだも〜ん♪」

 むかむかむかっ……(怒)
 この俺の瞬殺デッキでぶちのめしてやるっ、茉理ぃ!!!

「では久住先輩、私が一応審判やりますので…………」

 俺の目の前には茉理が、そして中央にちひろちゃんが立つ…………。
 そして先攻は茉理だ!!
 直樹LP=8000・茉理LP=8000

「あたしのターンドロー!!」

 茉理がカードを引く、何が来る…………?

「あたしは裏守備モンスターを場に置いて、リバースカード一枚伏せてターンエンド」

 保奈美みたいな戦法だな、茉理…………。
 だがそんな裏守備モンスター破壊してくれるわ! ゴルアァァァァァ!!!

「俺のカードドロー!!!」
「俺は『ブラッドヴォルス』を攻撃表示で召還し、茉理の裏守備モンスター攻撃、くたばれあぁぁぁ!!!(怒)」
(ブラッドヴォルスの攻撃力=1900)

 とりあえず、裏守備かトラップ破壊だ!!

「トラップカード『破壊輪』発動♪」
「な……何!?」

 お……おい茉理! そのカードはお前にもダメージが来るんだぞ!!
 ああ、ブラッドヴォルスが破壊された…………。
 直樹LP=6100・茉理LP=6100

「お……お前なぁ……、自分までダメージ受けだだろ(汗)」
「でも♪ 直樹のフィールドはガラ空きじゃん♪」
「あ(汗)」

 こ……コイツもうまい……、
 自分のLPも犠牲にしてまでやるとは……、恐るべし、茉理…………。
 俺の手札にはトラップカードが無い、仕方無い…………。

「……ターンエンド」

 茉理は上機嫌だ、くそっ!!

「あったしのターン♪」

 茉理はどんなカードを引いた…………?

「あたしは、裏守備モンスターを生贄に捧げて『ブラックマジシャンガール』を召還♪」
(ブラックマジシャンガールの攻撃力=2000)

 ちっ! レベル6モンスターを召還されたか!!

「もっちろん、直樹にダイレクトアターーーーークッ♪」
「ぐはぁ!!」

 直樹LP=4100・茉理LP=6100

「あたしはリバースカードを一枚セットしてターンエンド♪」
「さぁ、直樹の番よ♪」

 おんのれぇぇぇぇぇ、茉理ぃぃぃぃぃ…………。

「俺のターン、ドローーーーーッ!!!」
「く……久住先輩……、凄い気合(汗)」
「あ〜あ、あそこまでムキになっちゃって♪」
「やかましいっ!!!(怒)」

 よしっ! いいカードだ!!

「俺は魔法カード『強欲な壷』を発動! 二枚のカードをドローする!!!」

 来た来たっ!!!

「茉理ぃ!! 俺の瞬殺コンボ第二弾を見せてやるぜぇぇぇぇぇ!!!!!」
「へ(汗)」

 よ〜し、このターンで茉理を逝かしてやるぜぇぇぇぇぇ!!!

「まずは魔法カード『火炎地獄』を発動!!!」

 直樹LP=3600・茉理LP=5100

「そして手札より魔法カード『融合』のカード発動!!!」
「ふ〜ん、正規融合ね…………」
「俺は手札より『メテオドラゴン』と『レッドアイズブラックドラゴン』を生贄に捧げ、
 融合モンスター『ブラックメテオドラゴン』を特殊召還!!!」
 (ブラックメテオドラゴンの攻撃力=3500)
「まだまだぁ! 魔法カード『巨大化』発動!!」
「げっ!!」

 そうである! 現在俺のほうがライフが低い!!
 従って俺の『ブラックメテオドラゴン』の攻撃力は二倍だ!!!
 (ブラックメテオドラゴンの攻撃力=7000)

「何よぉ〜、あたしにはまだ『ブラックマジシャンガール』がい・る・の・よ♪」

 そう言っていられるのも今の内、最後の装備カードだ!!

「俺は更に装備カード『デーモンの斧』を『ブラックメテオドラゴン』に装備!!!」
「げげっ!!!(汗)」

 やった!! これで茉理の『ブラックマジシャンガール』を破壊すれば6000ダメージ!!
 手札全て利用した最強のコンボだ!!!
 勝ったな、ふっふっふ…………。
 (ブラックメテオドラゴンの攻撃力=8000)

「逝けやあぁぁぁぁぁ!! 茉理ぃぃぃぃぃ!!! ブラックメテオフレアァァァァァ!!!!!」

 決まった! 俺の勝ちだ!!!

「残念でした♪」
「へ(汗)」

 茉理の表情が一変する!? い……一体何が…………!?

「トラップカード『魔法の筒』♪」
「ゲゲッ!!!(滝汗)」

 『魔法の筒』は、その攻撃力を相手に直接ダメージ!!
 つまり俺に対して攻撃力8000のダイレクトアタックが炸裂するっ!!!

「ギャアァァァァアァァァアァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーッ!!!!!」

 直樹LP=0・茉理LP=5100

「あっははははは(笑)、や〜い♪ 直樹ぃ〜♪ トラップカードの存在忘れてやんのぉぉぉぉぉ♪」

バッタン…………。

「あ……あれ? な……直樹(汗)」

何と、直樹は泡を吹いて気絶していたのだ!!!

「ま……茉理! 久住先輩を早く保健室へ!!」
「ら……ラジャーーーーー!!(汗)」

こうして茉理&ちひろちゃんは、直樹を保健室に運ぶのであった…………。
保奈美はおろか、茉理にまで瞬殺コンボが敗れる直樹であった…………。
ああ、哀れな……直樹よ…………。


〜 終わり 〜

★ 悪夢ネタその1

舞台設定は保奈美ルートです……。

 9月21日の出来事であった…………。
 俺と保奈美は学校から帰って、一緒に買い物に行った時だった……。
 又の名をデートと呼ぶが……。

「ねぇねぇ、なおくん!! これなんかいいんじゃない♪」
「う〜ん……、保奈美にはこっちの方が似合うんじゃないか……?」

 俺が選んだのはちょっと刺激的な服だった……。
 保奈美が着たら、ふふふ♪

「もう、なおくんのえっち」
「保奈美こそ…………」

 そうである、あの裸エプロン以来二人がエッチだったことに気が付いたのだ。

「うふふふふふ、なおくんの前だけだったらいいわ♪」
「おう!!」

 ふふふふふ……、嬉しい事言ってくれるじゃないか、保奈美……。

「あっ!! 久住く〜ん!!!」

 何だろ美琴……?
 こっちに駆け寄ってくるぞ…………?

「あ……あのね、久住君…………」

 美琴が赤らめて言う……、ど……どうしたんだ…………?

「な……なんか……で……できちゃったみたいなの…………」
「はぁ?」

 美琴が赤らめながら言う…………、
 美琴が訳の分からない事言っている…………、
 な……何だ…………?

「ほぉ〜ら〜っ、あの時シタじゃん!! だから、ほら…………」
「はぁ?」

 おいおい美琴、な……何かとんでもない事言っていないか…………?

「もういい!! 久住君の鈍感っ!!!」
「赤ちゃんよ、赤ちゃん!!」

 !?
 ち……ちょっとま……待て!!
 な……何で美琴に赤ちゃんが出来るんだ!?
 ほ……保奈美なら筋は通るが、何で美琴が!!!
 あ……、そうか、俺の子な訳無いか…………。

「おめでた♪ そんで、誰の子だ?」
「な……何言っているのよ久住くんっ!!!」
「久住君と私の子供に決まっているじゃない!!!」
「な……何だと!?」

 ち……ちょっと待てぃぃぃぃぃぃーーーーーっ!!!!!
 お……俺は美琴とはシて……シてないぞっ!!!

「ち……ちょっと待てコラ!! な……何で美琴と俺の子供が出来るんだよ!?」
「な……何言っているのよっ!! あ……あの時、シたじゃないっ!!!」
「あの時、何度も中で出したし〜〜〜〜〜っ!!!!!」

 う……嘘だ!!
 お……俺は美琴とは絶対シてないっ!! してないぞぉぉぉぉぉ!!!!!

「な……何かの間違いだろ!! 美琴っ!!!!!(怒)」
「うるうるうる〜〜〜〜〜っ、ひ……酷いよぉぉぉぉぉ〜〜〜っ、久住君、忘れちゃったんだぁぁぁ(涙)」
「な〜お〜く〜ん〜〜〜っ(怒)」

 うる目の美琴&鋭い睨みを見せる保奈美…………。
 な……何で……、何でこんな事に…………?

「直樹ぃぃぃぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!」

 こ……今度は茉理……?
 な……何か嫌な予感が…………(汗)

「直樹ぃぃぃ!! あたしね、できちゃったみたいなのっ♪」
「誰の子だ?」
「何言っているのよっ!! 直樹とあたしの子に決まっているじゃん!!!」

 な……なんとぉぉぉぉぉーーーーーーっ!!!!!
 ち……ちょっと待てぃぃぃぃぃ!!! 美琴と言い、何故茉理までぇぇぇぇぇ!!!!!

「な……何でお前との子供が出来るんだよ(汗)」
「決まっているじゃないっ!! あの時シたからに決まっているじゃん!!!」
「ま・さ・か、堕ろせなんて言わないよねぇぇぇぇぇ…………」
「な〜〜お〜〜く〜〜ん〜〜〜〜〜〜っ(怒)」

 問い詰めてくる茉理と、更に鋭い睨みを見せる保奈美…………。
 こ……怖すぎる…………、ほ……保奈美(汗)

「あ……あの……く……久住先輩…………」
「ち……ちひろちゃん…………?」

 今度はちひろちゃん…………? ま……まさか…………(汗)

「久住先輩、こ……これ…………」
「んんっ!! こ……これはっ!?」

 な……何と、ちひろちゃんが見せたのは母子手帳!?

「さ……三ヶ月らしいです…………」
「そ……その……、く……久住先輩と……わ……私の…………」
(汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗)

 な……何でちひろちゃんまでっ!?
 お……俺は保奈美としかシて、シてないぞぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーっ!!!!!

「な〜〜〜お〜〜〜く〜〜〜ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ(激怒)」

 ひ……ひぃぃぃぃぃ(汗)
 ほ……保奈美……、そ……その顔、こ……怖すぎるっ!!!!!(滝汗)

「久住くぅぅぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん」
「直樹ぃぃぃぃぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ…………」
「久住先輩…………」

 そ……そんな目で俺を……俺を見るなぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーっ!!!!!
 そ……そんな……そんなぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーっ!!!!!

「なおくんっ!! さいってぇぇぇいーーーーーっ!!!!!(超激怒)」

 AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA
 AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA
 AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!

ガバッ!!!

「な……なおくんっ!?」

 あ……あれ…………?
 こ……ここは俺の部屋…………?

「な……なおくん、どうしたの? 何か凄いうなされていたよ…………(汗)」

 …………。
 な……何だ…………、ゆ……夢か(汗)
 そ……そうだよな!! 美琴や茉理やちひろちゃんの子供なんか出来る訳無いんだよな!!!
 あ……あはははははははははは(汗)

「ねぇなおくん、どんな夢見ていたの……?」
「き……聞かないでくれ(汗) お……思い出したく無い…………(汗)」
「う〜ん、よっぽど恐ろしい夢見たのね…………」

 ああ、最悪に恐ろしい夢だったよ…………。
 まさに最凶最悪の夢だった…………。

「なおくん、一緒に行こう♪」
「あ……ああ(汗)」

 良かった……、いつもの保奈美だ…………。
 ああ、この日常がどれだけ幸せか、ああ…………。


〜 終わり 〜


★ デスノート ★

 このノートに書いた人間を殺せます、名前を書くだけで殺せます。
 ただし、対象となる顔を思い浮かべないといけません。
 同姓同名の人物には効果がありません。
 死因も好きに出来ます、死因が未記入のままの場合は心臓麻痺になります。


〜 その1:美琴編 〜

「…………」
「デスノートねぇ…………」

 人を殺せるノート……、殺すねぇ…………。

「…………」
「い〜らないっ♪」

美琴はいきなりデスノートを焼却してしまった……。


〜 その2:茉理編 〜

「デスノートぉ〜〜〜」

 う〜ん、人を殺せるノートねぇ…………。

「う〜〜〜ん…………」

 そう言えば直樹の奴っ、あたしの事、馬鹿にしてくれやがりますしねぇ…………。
 あの時だって、あの時だって、ああ、思い出しただけでムカツクーーーーーっ!!!

「よしっ!!」

 書いてやろ、直樹を…………。

「久住直…………」
「…………って!!」
「じ……冗談じゃないわよっ!! こ……殺してどうすんのよっ!!!(汗)」
「こんなノートいらないっ! いらないわよっ!!!」

茉理はデスノートを焼却してしまった…………。

 むかむかぁっ!! な……なんだか直樹がムカついてきたわぁーーーーーっ!!!!!(怒)

「直樹に文句たっぷりぶちまけてやるわっ!! 直樹ぃぃぃぃぃーーーーーっ!!!!!(怒)」


〜 その3:結編 〜

「デスノートですかぁ…………」
「う〜ん、書いた人物を殺せるノートですかぁ…………」

 そう言えば恭子、私の事『プリン中毒』ってバカにしたり、子供服を着せようとしましたねぇ…………。

「…………」
「仁科恭…………」

 !?

「わぁぁぁぁぁーーーーーっ!! だ……駄目ですぅ!!!」
「恭子を殺すなんて冗談じゃありませんよぉぉぉぉぉーーーーーっ!!!!!(滝汗)」

結はデスノートを焼却してしまった…………。


〜 その4:恭子編 〜

「デスノートねぇ…………」

 そう言えば結から、五万六千円位借りていたわね(汗)
 結はそれほど借金の事は言わないけど、やっぱりたまに言って来るし…………。

「…………」
「野乃原…………」

 げっ!!(汗)

「うわわわわわわわわわわーーーーーーーーーーっ!!!!!」
「わ……私は何やっているのよぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーっ!!!!!」
「ゆ……結を殺すなんて出来るわけないじゃないのよぉぉぉぉぉ!!!!!(汗)」
「あ……危なかった(汗)、あ……危うく親友を殺す所だった(滝汗)」
「こ……こんな気色悪いノートは焼却よっ、焼却ぅぅぅぅぅーーーーーっ!!!!!」

こうして恭子はデスノートを焼却してしまった…………。


〜 その5:文緒編 〜

「デスノートぉ〜〜〜っ」
「う〜ん……、殺したい人の名前ねぇ…………」

 そう言えば久住ったら、授業中寝ているし、掃除はサボるし…………。

「…………」

 殺す……ねぇ…………。

「…………」

 …………。

「や〜めたっ」
「殺すなんてやり方は論外よ」

文緒はデスノートを焼却してしまった…………。


〜 その6:ちひろ編 〜

「で……デスノートですか…………?」
「ひ……人を殺せるノート…………?」

 殺したい人…………?

「いる訳ありません」

ちひろちゃんは、デスノートを焼却してしまった…………。


〜 その7:保奈美編 〜

「デスノート、人を殺せるノート…………」

 そんな、殺したい人なんていないわね…………。

「捨てよ……」

 んんっ!? ち……ちょっと待って!!

「…………」

 そうね、独裁者やテロリストや指名手配の犯人の名前を書けばいいんだわ!!
 そうすれば、恵まれない人達や怯えている人を救えるわ!!

「いい事思いついちゃったっ♪ これで世界は良くなるわっ♪」
「では早速…………」
「○△□…………」

 ……ち……ちょっと待って!!!
 も……もし書いてしまったら、私が人を殺してしまうって事になるわね!!!!!
 私が……私が人を殺す…………?

「…………」

 駄目っ、駄目だわっ!!!
 こ……この人達殺してもいくらでもまた悪人は出てくるわっ!!
 それに私にはやはり人を殺せないっ!!
 そんな事したら、きっと……なおくんだって…………。

「…………」
「やっぱり捨てよ…………」

ついに保奈美までがデスノートを焼却してしまった。


一方死神達は…………。

 「おいおい、何だよあの七人、せっかく人を殺せる力やったのに…………」
 「まったくだな……、あ〜あ、つまんねぇ人間…………」
 「まだまだ人間は腐りきっていないって事だな…………」


〜 その8:英理編 〜

「あらあら、デスノートねぇ…………」

 殺したい人……?

「いる訳ありませんね」

英理はデスノートを焼却してしまった。


〜 その9:源三編 〜

「デスノート? 何でワシなんかに…………?」
「いらんいらん、こんな物騒な物は焼却だ」

源三はデスノートを焼却してしまった。


〜 その10:深野編 〜

「デスノートだと……」

 確かに久住は授業中寝たり、いろいろと問題を起こすな…………。

「…………」
「ええいっ!! 殺すなんてやり方は論外だ!! 正々堂々と教育してくれるわ!!!」

深野はデスノートを焼却してしまった……。


〜 その11:弘司編 〜

「デスノート?」

 …………。

「殺したい奴なんかいる訳ねーじゃん」

弘治はデスノートを焼却してしまった…………。


〜 その12:玲編 〜

「デスノート…………?」

 人を殺せるノート…………?

「…………」
「殺せる対象が人間のみでは、使い物になりませんね」

玲はデスノートを焼却してしまった…………。


〜 最終編:直樹編 〜

「デスノート…………?」

 人を殺すか…………。
 う〜ん、俺の周りにそんな奴はいないし……。
 かと言って、顔をイメージして名前を書かないといけないか…………。
 う〜ん、ちょっとこんな事試してみるか…………。

「この世の悪人全員」

 さて……、これでどうかな…………?

次の日、新聞でもテレビでもインターネットでも何も起きなかった…………。

「やっぱ駄目だな、人の名前じゃないから…………」
「使い物にならん、捨てよう…………」

こうして直樹もデスノートを焼却してしまった…………。


〜 一方死神達は 〜

「やっぱ駄目だな、あの六人も使わなかったか……」
「あ〜あ、つまんねぇ…………」
「一人は書いたようだが、人の名前じゃないから駄目だな、あ〜あ、つまんねぇ…………」


〜 終わり 〜



★ 新久住家の休日(茉理編))

時代設定は、直樹と茉理が結婚した後の20年後
つまり新しい久住家を作っていたのだ。

★ オリジナルキャラ一覧
芳樹(よしき)=直樹と茉理の息子で17歳、直樹似。
愛理(あいり)=直樹と茉理の娘で同じく17歳、芳樹とは三ヶ月遅れの妹、髪の毛の色は英理と同じでツインテールで茉理似。

※ オリキャラがいるんで、文頭にキャラネーム入れますご了承下さい。

SS開始♪


愛理「芳樹! 芳樹!! 起きろーーーーーっ!!!!!」
芳樹「…………」

 ……権力には屈さん…………。

愛理「起きろーーーーーっ!! えいえいえい!!!」

ボンボンボン!!!

 ふん、枕で攻撃しても痛くも痒くもないわ…………。

愛理「ぜぇぜぇ、相変わらずしぶといでやがりますねぇ…………」

 どうせ時間には余裕あるだろ、ギリギリまで我慢我慢♪

愛理「こうなったら、保奈美おばさんの手段で…………」

 !?
 ま……まさか愛理!?

愛理「ふ〜ん、芳樹って、こんなの見てやがりますかぁ…………」
愛理「う……うわっ!? こ……これは!?」

 ……ってもう読んでいるのかっ!?

芳樹「愛理ーーーーーっ!!!(怒)」
愛理「あっ、起きた♪」
芳樹「…………」

 こ……このガキやぁ…………、俺のファンタジーゾーンを…………(汗)
 しかもコイツは俺を兄だと思っていねぇ、俺の名前を呼び捨てだ…………。

愛理「ひっひっひ♪ この方法がやっぱり効果抜群でやがりますねぇ♪」
芳樹「人のプライベートファンタジーゾーンを漁るんじゃねぇ!! しかも音読しやがって!!!」
愛理「芳樹のスケベ♪」
芳樹「しょーがねーだろ!! 男はそういう生き物なんだからよ!!」
芳樹「まったく、どーせ時間に余裕だろーが」
愛理「何言っているのよ、今日は学校お休みよ♪」
芳樹「へ?」
愛理「今日は家族でピクニックでしょ♪ だから今起こしたの、ちなみに現在11時」
芳樹「あ……ああ、そ……そうか」
愛理「早く着替えてよね、そんじゃぁ」

 やれやれ、やっとうるさいのが行ったか…………。
 あ〜あ、眠いなぁ……、もう一度…………。

愛理「二度寝はダメだからね〜〜〜だっ!!!」
芳樹「…………」

 見破られたか…………。
 とりあえず着替えて下に行くか…………。

茉理「あっ! 芳樹、やっと起きたわね」
直樹「遅いぞ芳樹、まったくもう少し早く起きれないのかお前は…………」
芳樹「オヤジだって人の事言えねぇだろ、母さんや保奈美おばさんを散々困らせたクセに…………」
茉理「そうよね〜、直樹と言い、芳樹と言い、お寝坊さんは……、はぁ…………」
直樹「俺は朝寝坊してねーぞ」
茉理「はいはい…………」

 そう、俺は茉理と恋仲になってから、保奈美を卒業したのだ。

愛理「それよりもお父さん、お母さん、早く行こうよ〜〜〜っ!!!」
茉理「そうね、直樹、芳樹、早く行くわよっ!!」
直樹「芳樹、早く準備しろ」
芳樹「メシ食ってねぇ…………」
愛理「そんなのは向こうについてから♪」
芳樹「ハラ減った…………」
愛理「朝寝坊したバツ♪」
芳樹「とほほ…………(汗)」

 結局俺はメシ食わないで現地まで行くことになった。
 まったく、メシぐらい食わせろよ、こいつ等…………。

直樹「着いたぞーーーーーっ!!!」
茉理「う〜ん♪ やっぱり山頂は眺めがいいわ〜〜〜♪」
愛理「ほんと♪ 綺麗ーーーーーっ♪」
芳樹「ハラ減った…………」
愛理「もうっ!! 気分を台無しにするような事言わないでよっ!!」
芳樹「ハラ減って力が出ねぇ…………」
茉理「しょーがないわねぇ……、ほら、お弁当の時間にするわよ」
直樹「少し早いが、そうするか…………」

 ふぅ、やっとメシだメシだ!!

芳樹「モグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグ!!!!!」
愛理「うっわーっ!! 凄い食べっぷりっ!!」
芳樹「当然だ!! 朝・昼の分、つまり二食は食べるぞ!!!」
茉理「はぁ、まぁ成長期だしねぇ…………」
直樹「でもいいじゃないか、元気な証拠だ」
茉理「そうね…………」
愛理「あーーーーーーっ!! あたしのハンバーグ取らないでよーーーーーっ!!!!!」
芳樹「フン、朝の仕返しだ、モグモグモグ!!」

 へっへっへ、愛理の奴、大好物のハンバーグ取られて悔しがってやんの♪

愛理「お母さーーーーーん、芳樹があたしのハンバーグ取ったーーーーーっ!!!!!(泣)」
茉理「こら芳樹っ!! 可愛い妹のおかず横取りするなんてお兄さんのする事じゃないでしょっ!!!(怒)」
直樹「そうだ芳樹!! 返してやれ!!」
芳樹「もうおなかの中♪」
愛理「くうぅぅぅぅぅーーーーーっ!!! お母さーーーーーんっ!!!!!(泣)」
茉理「こらっ芳樹ーーーーーっ!!!(怒)」
芳樹「ひっひっひ♪ いつも愛理にやられっぱなしだったもんね〜♪」
直樹「お……お前なぁ…………(汗)」
愛理「ねぇねぇお母さん!! 芳樹ったらベッドの下にエッチな本をいっぱい隠していたのよーーーーーっ!!!」
茉理「ふ〜ん、やっぱりまた集めてやがりましたねぇ、芳樹…………」
芳樹「ふははははは!! 男って言うのはそういう生き物なのさっ!!!」

 俺は開き直る、既に何度も母さんにバラされているから慣れちまったよ。

直樹「まったく、しょーがねぇなぁ…………」
芳樹「オヤジだって人の事言えないだろ? 保奈美おばさんから聞いたもんね〜♪」
直樹「お……お前なぁ(怒)」
茉理「まったく、この連中は誰に似たんだか…………(汗)」
茉理「とにかく、帰ったら処分してやるから」
芳樹「やなこった!! そうしたらとことん死守してやるからな!!」
茉理「むむむむむ…………」
愛理「むむむむむ〜っ」
直樹「処分しても無駄だと思うんだかなぁ、また集めだすぞ」
茉理&愛理「う゛っ(汗)」
芳樹「ははははは!! 今度は別の所で集めてやるぞーーーーーっ!!!!!」
茉理「ひ……開き直ったわね(汗)」
愛理「あ……呆れた(汗)」
直樹「とりあえずエッチな話は終わりだ、せっかくの山頂だ、景色を楽しもうではないか!!」
茉理「そうね、直樹♪」
愛理「スケベな芳樹はエッチな事考えていればいいのよ、べ〜っだ!!」
芳樹「ふ〜んだ、俺だって今は景色を楽しんでやるさ、スケベは帰ってからいくらでも出来るしな〜!!」

……そして、直樹と茉理は…………。

茉理「ねぇ直樹」
直樹「何だ、茉理……」
茉理「あたし、あんな病気になっちゃったけど、いつの間にか治っちゃったのよね……」
直樹「そうだな……、まさに奇跡って奴だ…………」
茉理「何で治っちゃったのか分からないけど、こうして直樹と……、子供達と一緒に暮らせて幸せよ、直樹……」
直樹「そうだな……、俺もだ、茉理…………」
茉理「直樹…………」
直樹「茉理…………」

 俺は茉理と密着し、そして唇に…………

愛理「あ〜〜〜っ!! 芳樹っ!! 何覗いているのよーーーーーっ!!!!!」
直樹&茉理「!?」
芳樹「な……何だよ愛理!! いい所だったのによーーーーーっ!!!!!」
茉理「ゲッ!! 芳樹に愛理!!」
直樹「お……お前等ーーーーーーーーーーっ!!!!!(怒)」
芳樹「うわーーーーーっ!! オヤジが追いかけてくるーーーーーっ!! 愛理!! お前のせいだぞ!!!」
愛理「べーーーーーっだ!! お父さんにお仕置きされちゃえーーーーーっ!!!」
直樹「待てーーーーーーっ!!!」
芳樹「待てと言われて待つ奴なんかいるかよーーーーーっ!!!!!」
茉理「…………」

 あ〜あ、折角直樹といい所だったのに、あのガキは、はぁ…………。

こうして波乱なピクニックが終わったのであった…………。
家に帰宅したら、芳樹VS愛理&茉理がエロ本巡っての戦いが始まったと言う…………。


〜 終わり 〜



★ 新久住家の朝(結編) ★


時代設定は、直樹と結が結婚した後の20年後
つまり新しい久住家を作っていたのだ。
ちなみに結はあのまま全然変わりません。
呼び名は変わってます、直樹→結は『結』、結→直樹は『直樹』になってます。
夫婦になっているのに『結先生』や『久住君』は変だと思いまして……。
直樹は蓮見台高校の体育の教師やっていた、つまり妻の結の後輩でもあるのだ。

★ 今回のオリジナルキャラ
結樹(ゆき)=直樹と結の娘で17歳:身長162・90D/60/86
つまり保奈美より多少スタイルの良い娘です。

※ オリキャラがいるんで、文頭にキャラネーム入れますご了承下さい。

SS開始♪


結樹「お父さん、お父さん!! 起きて下さ〜いっ!!」
直樹「……後30分…………」
結樹「もうっ!! お父さんっ!! 学校に遅れてしまいますよっ!!」

 ……この間なんか、いつもより2時間早く起こしたクセに…………。

結「やれやれ、あの時の事でへそ曲げましたか…………」
結樹「お母さん、今日は普通に起こしているのに、お父さんたらぁ……」
結「仕方無いですねぇ〜、あの手で行きましょう♪」

 ゴソゴソ…………。

直樹「!?」

 ゆ……結っ!?
 ま……まさかマイファンタジーを漁っているのかっ!?

結「はぁ……、私が結樹みたいな大人の体だったらこんなの必要なかったでしょうに、はぁ……」
直樹「わーーーーーーっ!!!!!(滝汗)」
結樹「あっ!! 起きました♪ お母さん!!」
直樹「…………」

 ゆ……結(汗)、に……睨まないでくれぇぇぇぇぇ(汗)

結「では、朝食にしましょうか♪」
直樹「は……はい(汗)」

 怒っている、結……、絶対怒っている(汗)
 しかし、朝食では何もされなかった、平和だった。
 はぁ、助かった(汗)

結「はぁ…………」
結樹「どうしたのお母さん? そんなにため息ついて…………」
結「じぃぃぃぃぃ…………」
直樹「…………」

 またかよ、結…………。

結「あ〜あ、何で娘だけが発育良くて、私はこんなちみっちゃいまんまなんでしょう…………」
直樹「でもいいじゃないか、生徒からは相変わらず愛され続けているし」
結樹「そうですよお母さん、学校で一番の人気者ですから」
結「私は大人の女になりたいんですぅ!!」
結「この間なんか、結樹と一緒に買い物に出掛けていたら、私なんか妹か子供扱いでしたよ、失礼ですよ、もうっ!!」
結「母親の私がいつまで経っても子供のままって言うのも結構辛いんですよ、はぁ……」
直樹「別にいいじゃないか、俺だって結が好きになったんだし……」
結樹「それにお母さん、既に40過ぎているのに全然老けなくて羨ましいですよ、私なんか40って言ったら(汗)」
結「それに、この間家族で出掛けていたら、直樹が父親、結樹が母親、私がその子供だと言われた時だってあったんですよ」
結「あの時は本当にショックだったんですから…………」
結「はぁ、大人になりたい…………」
直樹「あ……あはは(汗)」

 で……でも、俺はそのまんまの結が気に入っているんだけどな…………。

結「それに学校でもよく恭子に『ようこそ、久住姉妹♪』って言われるんですよ」
結「当然私が妹扱いですよ」
直樹「でも、結だって恭子先生の事を『おばさん』ってからかった時あっただろ」

 そう、恭子先生は実際少し老けている、多少だけど…………。
 普通の人が見たら『おばさん』と言ってもおかしくない。

結「私を子供扱いするからいけないんですよ」
直樹「そんで、後で俺が散々重労働させられたんだよな〜」
結樹「お父さん、恭子先生に弱いんだから…………」
直樹「結樹、お前だったら恭子先生に逆らえるのか?」
結樹「…………」
結樹「ゴメンナサイ」

 結樹も恭子先生に睨まれたら、蛇に睨まれる蛙だ…………。

結「それに、人気だったら結樹だってほとんどトップですし…………」
結「私も結樹みたいに男を魅了できたらどんなに良かったか…………」
結樹「でも大変ですよお母さん、男にエッチな目で見られるのって恥ずかしいです」
直樹「お前はかつての保奈美よりもスタイルいいからな〜、仕方無いだろう…………」
直樹「成績も良くて、運動神経抜群、料理もまさにトップ、まさに第二の保奈美だよ……」
結「ううううう……、ますます結樹が羨ましいですぅ〜〜〜っ!!!」

 いい加減フォロー入れるか…………。

直樹「結だって、本の暗記能力ケタ違いじゃないか、それにコンピューターのタイピングもハンパじゃないし……」
結樹「そうです、お母さんの真似なんて到底出来ないですよ〜〜〜」
結「まぁ、古典の教師やってますからこの位は…………」
結「それにオペレーションサンクチュアリのオペレーターやってましたから……」
直樹「それにしたって、普通の教師に比べたら格段に優れているぞあれは、脳の超人だよ、結」
結「直樹…………」
結樹「お母さんは、マルバスを撲滅させた英雄でもありますから、凄いです」
結「そ……そんな、て……照れます(汗)」

 そう、ワクチンは完全に完成して、マルバスはもう怖いウィルスでは無いのだ。

結「そ……それを言うなら恭子や玲さんもですよ〜〜〜」
直樹「確かにそうだな、もっとも玲さんはこの時代にはいないけど…………」
結樹「お父さん、お母さん、そろそろ学校に行く時間じゃないかしら?」

 あっ!! 談話していたらもうこんな時間!!

結「では『まるぴん』で行きましょう、直樹」
直樹「ああ」
結「結樹、あなたは生徒なんですから歩いて来て下さいね」
結樹「分かってますよ〜、生徒が車で登校したら不公平ですから〜〜〜」
結「では行きましょうか、直樹」
直樹「ああ、じゃあ行って来る結樹」
結樹「いってらっしゃい〜〜〜っ!!」

 こうして俺達夫婦はまるぴんで出勤した。
 恭子先生は『おはよう♪ 久住親子♪』なんていつもからかっていた。
 そのたびに結は『おはようございます、恭子お・ば・さ・ん』って逆にからかっていた。
 恭子先生は笑顔で返したが内心かなり怒っている、そして俺に笑いながら睨んでいたのだ……。
 あ〜あ、今日も重労働になりそうだ…………。

男子生徒A「おはよう、久住!!」
男子生徒B「おはようございます、久住先輩!!」
男子生徒C「ねぇねぇ結樹ちゃん!! 今日空いていないかい?」

 あううう……、そ……そんなエッチな目で見ないで下さいよ〜〜〜っ!!!
 し……視線が私に胸に…………、は……恥ずかしいですぅ〜〜〜っ!!!!!

結樹「今日は料理部があるんです、ごめんなさい、空いていなくて♪」

 あ〜あ、お母さんみたいなスタイルだったらどんなに気が楽だったか…………。


〜 終わり 〜



★ 結樹達の昼休み ★

このSSは『新久住家の朝(結編)』の続編です。

★ 今回のオリジナルキャラ
久住結樹(くずみゆき)=直樹と結の娘で17歳:身長162・90D/60/86
仁科恭介(にしなきょうすけ)=恭子の息子、結樹の幼馴染。父親はいるけど設定なし、お婿さんです。身長170cm、体重60kg

※ オリキャラがいるんで、文頭にキャラネーム入れますご了承下さい。

SS開始♪


 私は男の人から注目されていて恥ずかしいです……。
 でも、一人だけ普通に話せる人はいます。
 仁科恭介、私は『恭介君』と呼んでいます。
 私の幼馴染で、私をからかうのを楽しんでいたりするけど、他の男の人に比べれば全然マシです。

 カラーン、カラーン…………。

 昼休みの時間です、今日は…………。

恭介「お〜いっ! 結樹!! 今日は俺のも作ってくれたんだよな〜♪」

 そう、今日は恭介君のお弁当を作る約束していたの、これから毎日……。
 母親の恭子先生は忙しくて作れないそうで……、それを言うなら私のお母さんも同じなのに……。
 恭介君がお昼カップラーメンばっかり食べていたので、私は見かねてお弁当を作ることにしたんです。

結樹「うん、行きましょう恭介君」
恭介「へへへっ♪ 結樹の料理、楽しみだな〜♪」

 ああっ、やっぱり他の男子生徒達が私達を見ている〜〜〜(汗)

男子生徒A「いいなぁ〜っ、結樹ちゃんの弁当…………」
男子生徒B「仁科の奴、いいなぁ……、久住と一緒で…………」
男子生徒C「うらやましい……、恭介の奴…………」

 ううううう〜っ、聞こえてますよぉ〜〜〜(汗)

恭介「結樹、とっととカフェテリアに行くぞ」
結樹「そ……そうですね」

 そして私達はカフェテリアに行ったの。

茉理「あっ、いらっしゃい〜♪」
結樹「あっ、茉理さん!!」
恭介「よっ、茉理おばさん♪」
茉理「だ〜れがおばさんですってぇぇぇぇぇ…………」

 グリグリグリ…………。

恭介「いてっ! いてててっ!! あ……頭グリグリするのやめろよ〜〜〜!!!」
結樹「タブーだって分かっているのに、どうして触れるんでしょう…………」

 そう、この人はお父さんの従妹で、私の叔母にあたる人なんです。
 私は『茉理さん』と呼ぶことにしています、外見全然老けていませんから……。
 男子生徒からの人気も高いんです、茉理さん。
 そう、茉理さんはこのカフェテリアで勤めているんです。
 恭介君は恭子先生の血を引いている為か、人をからかうのが好きなんだから…………。

茉理「それじゃ、恋人同士仲良くねっ♪」
結樹「ち……違いますぅ〜っ!! 恭介君は幼馴染なんですぅ〜〜〜っ!!」
恭介「恋人か……、う〜ん、悪くないな〜〜〜♪」
結樹「き……恭介君っ!!(汗)」

 こ……この二人は、もう…………(汗)

恭介「うん♪ うまいな、やっぱ結樹の料理は♪」
結樹「えへへ、ありがとうございます♪」
恭介「それにしても、結樹はプリン5つも持ってきたのか、母親同様プリン中毒者だな♪」
結樹「誰がプリン中毒者ですか〜〜〜っ!!!」

 ううううう……、恭介君たらぁ〜、気にしている事を〜〜〜!!
 いいじゃないですか〜、プリンの五つぐらい〜〜〜っ!!

恭介「おっ! あっちの元祖プリン中毒はもっと凄いな♪」
結樹「え?」

 あ……あれはお母さんっ!?
 し……しかも自家製プリン10個も食べたんですか〜っ!!
 ううううう〜っ、お母さんたらぁ〜〜〜っ!!

結樹「お母さん、なんだかプリンの数、日に日に増えていないですか〜」
恭介「結おばさんって、本当にプリン中毒者なんだな〜♪」
結「こらっ! 二人共!! 学校では『結先生』って呼びなさいって言いましたでしょう!!」
結樹「ごめんなさ〜い(汗)」

 ん? 恭介君がお母さんをじっと見ている、どうしたのでしょう……?

恭介「それにしても、結先生って不思議だよな〜」
結「何がですか?」
恭介「40過ぎているのに、全然老けてないし、まるでずっと小学生のままってのも、まるで座敷童だよ」
結「恭介君っ!! 誰が座敷童ですかっ!!(怒)」
恭介「うわわっ!? ご……ごめんなさ〜い(汗)」
結「まったく恭介君は、誰に似たんだか…………(汗)」
恭子「ど〜う〜い〜う〜い〜み〜か〜し〜ら〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ」
結「き……恭子!?」
恭介「お……オフクロ!?」
恭子「恭介っ! 学校では『仁科先生』でしょ〜〜〜っ!!」

 グリグリグリ…………。

恭介「いてっ! いてててっ!! あ……頭グリグリするのやめろよ〜〜〜!!!」
結樹「はぁ、親子で仲がいいんだか悪いんだか…………」
恭子「それよりも結、さっきのどう言う意味かしらねぇ…………」
結「さぁ♪ 自分の胸に聞いてみてください♪」
恭子(むむむむむ…………)
結&恭子「うふふふふふ♪」

 お……お母さんと恭子先生(汗)、笑いながら睨み合っている(汗)

恭子「そう言えば恭介の分まで作ってくれたのね、ありがとね結樹♪」
結樹「いえいえ、幼馴染の務めですから♪」
恭介「オフクロは仕事ばっかで、俺の事はほったらかしだからな〜〜〜」
恭子「恭介〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!(怒)」

 グリグリグリ…………。

恭介「いてっ! いてててっ!! い……いい加減頭グリグリするのやめろよ〜〜〜!!!」
恭子「まったくこの子は(汗)、かつての久住以上の問題児だわ(汗)」
結樹「お父さんって、問題児だったんですか?」
恭子「たいした事じゃないんだけどね、遅刻すれすれだとか、授業中寝てたりしていたし…………」
結「今でもねぼすけなんですよ、娘にまで起こされる有様」
結樹「お父さんたら、エッチな本をベッドの下に…………」
恭介「あははははは!! 直樹おじさん!! 授業中に寝てたのかよーーーーーっ!!!」
恭介「しかもベッドの下にエロ本かよっ!!! ぎゃははははは!!!!!」
直樹「仁科っ!! 久住先生だろっ!!(怒)」
恭介「うわわわわわ!!(汗)、く……久住先生、い……いつの間にっ!?」

 お……お父さん!? い……いつの間に(汗)

恭子「い……いつからいたの(汗)」
直樹「『たいした事じゃないんだけどね』辺りからかな?」
直樹「恭子先生、あまり人の欠点バラすなよ、生徒達が言う事聞かなくなるだろ」
恭子「あ……あはは(汗)、そ……そうね(汗)」
直樹「それに結樹、余計なこと言うな(怒)」
結樹「ごめんなさ〜い(汗)」
直樹「それに仁科、お前だって人の事言えないだろ?」
恭介「な……何が!?」
直樹「恭子先生から聞いたぞ、ベッドの下や押入れの中にファンタジーゾーンがある事を…………」
恭介「お……オフクロッ!!(怒) 直樹おじさんに余計な事言いやがってっ!!!(怒)」
恭子「あ……あはは(汗)、い……いやぁ(汗)」
恭介「ったく、余計な所だけは気が利くんだからよ!!」
結樹「恭介君もエッチだったんですね……」
恭介「うっ(汗)」
結樹「はぁ、どうして男の人ってエッチな人ばっかりなんでしょう…………」
恭介「オフクロのせいだぞ〜っ、もし結樹に嫌われたら…………」
恭子「あ……あはは(汗)」
結「恭子、仕事もいいけど、もう少し恭介君の面倒見ないとダメですよ」
恭子「そ……そんな事言ったって、私の家ではあんた達と違って夫婦そろって同じ職場じゃないんだから」
恭子「そ……それよりもあなた達親子でプリン中毒よねぇぇぇぇぇ」
直樹「あ(汗)」
結「あう(汗)」
結樹「ああ(汗)」

 あうううう……、私の五つのプリンの容器片付けて無いーーっ。
 それにお母さんのテーブルには物凄い数のプリン容器が…………。

直樹「二人とも、いくらなんでもプリン食いすぎじゃないのか?」
結「ぷりんは私の原動力ですから♪」
結樹「同じく♪」
恭介「開き直ってるよ(汗)」

 カラーン、カラーン…………。

直樹「あっ予鈴だ!! そろそろ準備しないと!!」
結「そうですね、では」
恭子「じゃぁね、恭介、結樹」
結樹「恭介君、私達も行きましょう」
恭介「そうだな、次はフカセンの数学だ、遅刻したら怒られるからな〜〜〜っ!!!」
直樹「授業中寝るなよ」
恭介「人の事言える立場か(汗)」
結樹「恭介君、気をつけてくださいよ、この間寝ていて怒られた時あったんですから」
恭介「は……はい(汗)」

こうして平和(?)な昼休みが終わったのであった…………。


〜 終わり 〜 



★ はにはにSS『波乱の大掃除』

* 時代設定

保奈美ルート確定です、直樹の恋人は保奈美です。
主人公は直樹です。
12月の末の時です、でわ。

「なおくん、なおくん、起きて!!」

 ……何だよ保奈美、今日は冬休みだろ…………。

「もう、なおくん、起きて!!」

 ゆさゆさ…………。

 眠いんだ、このまま寝かせてくれ…………。

「やっぱり起きやがりませんねぇ〜〜〜」

 ……何だよ、茉理まで…………。

「よし♪ ここはあの手で♪」

 ゴソゴソ…………。

 !?
 ほ……保奈美!! ま……またしてもマイファンタジーを漁っているのか!!

「ああっ! なおくんの新しい○○○○雑誌発見!!」
「うっわ〜っ、直樹……、こんなの読んでやがりますか、何か前よりも度が過ぎるんじゃないですか、保奈美さん……」
「いい加減にしろーーーーーっ!!!!!(怒)」

 俺は怒りながら起きた……、ま……まったくやりたい放題やりやがって(怒)

「おはよう、なおくん♪」
「まったく、進歩の無い奴め(汗)」
「…………」

 な……何故俺の安眠を妨げる、こいつ等…………(汗)

「おい、今は冬休みなんだから遅くまで寝てたっていいじゃねーかよ」
「直樹、やっぱり忘れてやがりますねぇ…………」
「何がだ」
「大掃除よ、なおくん」
「あ゛(汗)」

 そ……そうだった!!
 今日は大掃除の日だからあんまり遅くまで寝ていられないんだ!!

「はぁ、直樹の忘れ癖は直りやがりませんねぇ…………」
「私も手伝うからね、なおくん♪」
「へいへい」

 そして家の大掃除が始まった……。
 英理さんとオヤジは出張中でいないので、俺と保奈美と茉理の三人でやる事になった。
 俺はお約束の通り力仕事が主だった…………。

「直樹ーーーっ!! 何で女の子の私に水汲みやらせるのよーーー!!!」
「たまにはやれ、今まで俺が散々やっただろ」
「むぅぅぅぅぅ……って、わわわわわーーーーーっ!!!!!(汗)」
「ま……茉理……って、うわーーーーーっ!!!!!(滝汗)」

 バッシャーーーーーンっ!!!!!

「な……なおくん!!(汗)」
「な……何しやがる茉理(怒)!!!!!」
「わ……わざとじゃないわよ!! 直樹がいけないんだからね、女の子の私に力仕事やらせたからバチがあたったのっ!!」
「やかましいっ!! あ〜あ、びしょぬれだ…………」
「なおくん!! 早く着替えないと!!」
「と……とりあえずお風呂場で着替えて来る…………は……はくしょんっ!!!」
「早く着替えなさいよね、風邪引かない内に…………」

 俺はとりあえず体拭いて着替えることにした……。

「こんにちは〜〜〜っ!!!」
「こんにちは」
「あっ! 天ヶ崎先輩に広瀬先輩!!」
「あら、こんにちは」
「あれ? 二人とも何しに来たんだ?」

 俺は二人に問いかける……。

「私達は終わったから、お手伝いに来ましたーーーーーっ!!」
「お前達は、案の定苦戦している様だな…………」

 おおっ!! 何とも親切な奴等だ!!

「まぁ、コイツのせいで散々な目に遭ったけど…………」
「直樹っ!! 女の子の私に力仕事させたからでしょうが!!!」
「おいおい直樹、茉理ちゃんに力仕事なんてやらせたのかよ……」
「別にいいだろ、茉理は元気爆裂ご機嫌なんだからよ」
「保奈美さんにはやらせないくせにぃぃぃぃぃ(汗)」
「保奈美は女だからな」
「な……何ですってぇぇぇぇ!! 直樹っ!! それじゃぁあたしは女じゃないって言いたいのかーーーーーっ(怒)!!!!!」

 バッコーーーーーン!!!!!

「痛ぇっ!! な……殴るな!!(汗)」

 ククククク……、茉理からかうと面白い、ククククク…………♪

「もう、なおくんたら、茉理ちゃんをからかって…………」
「へ? そうなの?」
「ダメだよ久住君、女の子にそんなからかいやったら」
「そうだぞ、直樹」

 茉理の奴、気付かなかったのかよ。

「とにかく二人とも助かる、早速手伝ってくれ!!」
「オッケーーーーーっ!!!」
「よし、始めるか!!」

 こうして美琴&弘司が加わって効率良くなった。
 力仕事の人員増えたお陰もあって俺は助かった、ちなみに弘司の事。

「う……うわわわわわーーーーーっ(汗)」
「危ない美琴!!」

 ドッシーーーーーン!!!

 美琴が窓拭きで落ちそうになった所を俺が受け止めた…………。
 お……俺の顔に美琴の胸が…………。
 そ……それにしても……、み……美琴の胸……、き……気持ちいい♪

「うわっ!! な……直樹っ!! な……何やってんのよっ!!!」
「み……美琴が落ちそうになったから受け止めただけだろーが!!!」
「く……久住君、そろそろ降ろして欲しいんだけど…………(汗)」
「あ……ああ…………(汗)」

 そして俺は美琴を降ろした…………。

「な〜お〜く〜〜〜ん〜〜〜〜〜(怒)」
「ほ……保奈美(汗)、わ……わざとじゃないからな!!!(汗)」

 ち……ちょっとした事故で睨むなよ〜っ、保奈美〜っ(汗)

「まぁいいわ、今度から気をつけてね、天ヶ崎さん」
「う……うん(汗)」

 そして掃除がまもなく終了する所だった…………。

「う……うわわわわわーーーーーっ(汗)」
「危ない美琴!!」

 ドッシーーーーーン!!!

 今度もまたしても美琴、最後の窓拭きで落ちそうになったのだ…………。
 こ……今度は俺の手が美琴の胸に手が…………。
 ううううう……美琴の胸、柔らかい…………♪

「ち……ちょっと直樹!! あんた何やってんのよっ!!!」
「ま……また美琴が落ちそうになったんだっ!!!」

 俺は急いで美琴の体制を元に戻す…………。

「ね……ねぇ久住君…………」
「な……何だ美琴…………?」

 どうしたんだ美琴……? そんなに見詰めて…………。

「揉んだでしょ、私の胸…………」
「んなっ!?」

 な……何て大胆な事言うんだ美琴!!
 事故だろ事故!!!

「ううううう……、も……モウダメ、オヨメニイケナイ、タチナオレナイ、ヨヨヨヨヨ〜〜〜(涙)」
「み……美琴!! ば……バカ、よ……よせ!! ここでその技を使うなぁ!!!(汗)」
「な〜〜〜お〜〜〜く〜〜〜〜〜〜ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ(怒)」
「ち……違うんだ保奈美!! 事故だよ、事故!!(汗)」

 保奈美が俺に睨む……、ううううう〜っ、事故なのにぃぃぃぃぃ(滝汗)

「うふっ♪ 分かっているわよ、許してあげる♪」
「お……お前なぁ(汗)」

 こ……この女狐め…………、俺をからかいやがったなぁぁぁぁぁ(汗)

「オヨメニイケナイ、ヨヨヨヨヨ〜〜〜(涙)」
「いつまでやってんだ、美琴」
「ねぇ久住君、責任取ってよぉぉぉぉぉ」
「嫌だ」
「ううううう〜っ、やっぱり祐介が完全にいなくなっちゃったんだぁぁぁぁぁ」
「あ(汗)」

 そうだ、俺は祐介と完全に融合したんだ。
 一旦アノ事故で、俺と祐介に分かれたんだ…………。
 そして転移装置で俺と祐介が融合して、体調が完全に治ったんだ…………。
 美琴……、やっぱり祐介がいなくなって寂しいのか…………。
 でも、今の俺には保奈美が…………。

「悪いな美琴、確かに俺は保奈美の恋人でお前の恋人にはなれないよ」
「……って言うよりも祐介は弟じゃねーか」
「そうね、それじゃぁ将来私は天ヶ崎さんの妹って事になるわね」
「そうだな、俺は美琴の義理の弟として…………」
「久住君……、藤枝さん…………」

 そうだよな、俺は直樹であり祐介でもあるんだ。
 だから俺は美琴の弟でもあるんだ。
 そして保奈美と結婚すれば、保奈美は美琴の妹と言う事になる…………。

「良かったじゃないか、家族が出来て」
「うん、広瀬君」
「そうなると、あたしも天ヶ崎先輩の妹って事になるわね……」
「それもそうだな……」

 茉理は俺の従妹、つまり美琴の従妹にもなるわけだ……。

「うふふふふ♪ 大家族ね、私達」
「うん♪」
「良かったじゃないか、天ヶ崎さん」
「そうね♪」

 ふぅ、どうやら美琴は落ち着いたようだ…………。
 それにしても踏んだり蹴ったりだったな、今年の大掃除は(汗)
 こうして大掃除は終わった……、後は新年を迎えるだけだ…………。

「なおくん、初詣一緒に行こうね♪」
「ああ」
「じゃぁ私も!!」
「野暮だぞ、天ヶ崎さん」
「な……何でよぉぉぉぉぉ!! 弟と一緒に行くのってダメなのぉぉぉぉぉ(汗)」
「悪いな美琴、俺と保奈美は特別なんだ…………」
「ううううう〜っ、やっぱり責任取ってよぉぉぉぉぉ〜〜〜」
「やめい(汗)」

 やれやれ、しょうがない奴だ、美琴…………。


〜 終わり 〜



★ はにはにSS『年末ジャンボ』

直樹達は年末ジャンボを買っていた。
当然、結先生や恭子先生も買っていた。
この12月31日、ついに命運を握る!!
果たして億万長者は誕生するのか!!!
ちなみに、直樹の恋人はまだいないって設定で…………。

☆ SS開始

 直樹達一連の連中は渋垣家に集まっていた。
 メンツは直樹&美琴&保奈美&茉理&ちひろ&結&恭子であった……。

「直樹……、いよいよあたし達の命運が決まるときが来たわね…………」
「そうだな…………」

 茉理が真剣にテレビを覗き込む……。
 茉理は当てるが為に毎日お参りに行っていたんだ。

「久住く〜ん、私の当たるかなぁ…………」
「美琴は当たったら何買うんだ?」
「当然!! 杏仁豆腐を買いまくる!!!」
「はいはい……」

 美琴らしい答えだよ……。

「結先生だったらプリン買いまくりですよね……」
「ぷぅ〜っ、久住君っ!!」
「あっははははは!! 結なんか、もし一等なんか当たったら毎日プリン50個位買うんじゃないかな〜!!」
「恭子っ!!(怒)」

 ぷくくくくく……、結先生をからかうと面白い…………。

「恭子、もし恭子が当たったら借金、利子を付けて返してもらいますからね♪」
「ね……ねぇ結(汗) 利子ってどのぐらい付けるつもり…………(汗)?」
「一等が当たったら、借りた金額の百倍にして返してもらいましょう♪」
「ひ……百倍って!! 結っ!! それじゃぁサラ金より極悪じゃないっ!!!!!」
「一等・二等が当たった場合ですよ、ええ、もちろんハズレた場合は利子無しで結構ですよ♪」
「結先生、ちなみに恭子先生にいくらお金貸したんですか?」
「う〜ん……、5万5千円にまで膨れ上がりましたね……」
「膨れあがったって……?」
「ゆ……結!! 久住達に余計な事言わないでよ(汗)!!」
「あっははははは!! 仁科先生、まるでこ○亀の両さんじゃない!!!」
「あ……天ヶ崎っ(怒)!! 私はあそこまで酷くないわよっ(怒)!!」
「百倍って事は……、野乃原先生は仁科先生の当たった場合、550万円を支払ってもらうと……」
「ええ♪ 一等は二億円、二等は一億円、550万円くらい安いものではありませんか……」
「結、それでプリンを買いまくると…………」
「プリンだけじゃありませんよ〜っ、社会人は色々とお金が掛かるんですっ!!」
「恭子のせいで、どれだけ私がヒモジイ思いしたか…………」
「はいはい(汗) 私が悪かったわよ(汗)」

 恭子先生、まだ結先生に借金返してなかったのかよ…………。

「保奈美は当たったらどうするつもりなんだ?」
「私は家を建て直そうかしら♪」
「豪邸でも建てるつもりか?」
「う〜ん、どうでしょう♪」

 女狐らしい返事、どうも。

「茉理はどうするんだ?」
「あたしは当然!! あれやこれや…………、ああっ!! もう数え切れないっ!!!」
「茉理の事だから、宝石買いまくるだろうな〜」
「直樹っ(怒)!!」

 バキッ!!

「な……殴るな!!」
「直樹のバカっ(怒)!!」

 やれやれ、相変わらず茉理は頭に血が上りやすい事…………。

「ちひろちゃんはどうするんだ?」
「は……はい…………、と……とりあえずお花を…………」
「花を買うって事か?」
「い……いえ、もっと色々な花を育ててみたいと思うんです」

 成る程、ちひろちゃんらしい答えだな……。

「そう言う直樹はどうなのさ?」
「俺は将来の為に貯金だ」
「でもさ〜っ、貯金とは言っても普通の銀行じゃ一千万円の保証で限度なのよね〜」
「色々な銀行や信用金庫で口座を作るさ…………」

 俺は特に贅沢したいとは思わないし……、今後お金はいくら使うか分からないし…………。

「直樹!! テレビで当選が始まるわよ!!!」

 そして一等や二等などの抽選が始まった……。
 結果が出て、自分の宝くじの当選番号を確認する…………。

「ちっ!! 俺はハズレか!!」
「ヨヨヨヨヨ〜っ、は……ハズレだ……、も……モウダメ、タチナオレナイ…………(涙)」
「大げさな、美琴…………(汗)」

 俺と美琴は見事にハズレだ。

「あ〜〜〜〜〜っ!! あたしもハズレだぁーーーーーーっ!!!!!」
「茉理もか…………」
「くやしぃぃぃぃぃ〜〜〜〜〜っ(涙)!!」

 そこまで悔しがる事も……、当たる確立は激悪いんだから…………。

「残念、私もハズレ…………」
「保奈美ならくじ運よさそうだから当たると思ったが…………」

 保奈美までハズレたか…………。

「ううううう〜っ、私のも全部外れですぅぅぅぅぅ〜〜〜(涙)」
「結先生は何枚買ったんですか?」
「100枚ですぅぅぅぅぅ(涙)」
「と……言う事は三万円がパーですか……、ご愁傷様…………」
「あううううう〜っ、ひもじいですぅぅぅぅぅ〜〜〜(涙)」
「三万円でそんな…………(汗)」
「久住君っ!! 私にとっての三万円って言うのは非常に高いんですよっ(怒)!!!」
「ご……ゴメンナサイ(汗)」

 だったらそんなに金掛けるなよ…………(汗)

「えええええ〜っ!! な……何でよ〜〜〜っ!! 私のも全部外れーーーーーっ!?」
「恭子先生のは凄い枚数ですね…………」
「私は200枚買ったのにーーーーーっ(涙)!!!!!」
「200枚って事は六万円ですよね……、恭子先生お金掛けすぎ…………」
「恭子、宝くじにそんなに掛けるつもりでしたら、私の借金返して欲しいですよ〜〜〜っ!!!」
「あ……あはは(汗)」

 恭子先生、結先生の借金額、超えているじゃないですか、それ…………(汗)

「あ…………」
「どうしたんだ、ちひろちゃん…………」

 ちひろちゃんが当選番号と宝くじを見詰めている、ま……まさか…………?

「あ……当たりました……そ……その……に……二等…………」
「えええええ〜っ!! な……何ですって橘っ!!!」
「ほ……本当!? ち……ちひろっ!!!」
「橘さん、凄いじゃないっ!!!」
「橘さん、おめでとっ♪」
「あ……あの(汗)」

 結先生&恭子先生がちひろちゃんをじっと見詰める…………(汗)

「た……橘さん、す……少し分けてくださいっ!!」
「た〜ち〜ば〜な〜〜〜っ、お願い〜っ、私にも少し分けてぇぇぇぇぇ(涙)」

 うわっ!! 結先生と恭子先生がちひろちゃんに土下座してるーーーーーっ(汗)

「橘さぁぁぁぁぁん……、うるうるうるうるうる〜〜〜〜〜(涙)」
「た〜ち〜ば〜な〜〜〜っ、お願い〜〜〜〜〜っ(涙)」
「あ……あの…………(汗)」

 俺と美琴と保奈美と茉理が先生達を呆れながら思う…………。
 口に出すと殺されかねないんで、黙ってたんだけど…………。

「ちひろちゃん、二人に十万円ずつあげた方がいいんじゃないか…………(汗)」
「そ……そうですね久住先輩…………」
「じ……十万円ですか〜〜〜(汗)」
「た……足りないわよっ!! 一千万円ぐらい欲しいわよっ!!!」
「先生達、欲望の塊になってませんか? 十万円ぐらいが妥当だと思うんだけどな…………」
「あうっ!!」
「ううっ!!」
「そうよ!! 野乃原先生に仁科先生っ!!!」
「みっともないわ、野乃原先生に仁科先生」
「あ〜あ、欲望の塊になっちゃって…………」
「…………(汗)」

 俺と美琴と保奈美と茉理が先生達に制止言葉を放ってやった…………。
 そして換金してもらって、ちひろちゃんは結先生と恭子先生に結局25万円ずつ譲ることになった……。
 残りのお金の処理が大変なので、俺と弘司と美琴と保奈美と茉理がちひろちゃんに銀行周りやって事後処理やった…………。
 ちひろちゃんは大事な友達、誰一人ちひろちゃんにお金を要求する様な事はしない…………。

「あ……あの皆さん……、ほ……本当にいいんですか……、そ……その…………」
「何も使い道が無いのにお金もらってもしょうがないさ、欲望の塊にはなりたくない」
「私もよ、お金よりも橘さんが大事だもん」
「そうね、私も同じよ、橘さん」
「あたしもっ!! お金なんかよりも、ず〜〜〜っと、ちひろの方が大事よ!!!」
「そうだな、意味も無くお金もらっても仕方が無い…………」

 俺達はまだ学生だ……、一億円クラスのお金の使い方なんて分からない…………。
 とにかく、俺達の今までの関係を崩さない方が大事だ…………。
 俺達は本当にいい友達だ……、誰もちひろちゃんに対する目を変えたりしないから…………。

「あ……あの……、も……もし困った事があれば…………」
「なるべく自分で解決するつもりだけど……、ま……まぁどうしようも無い場合は…………(汗)」
「もしかしたら、神様が無欲な橘さんに対する恩恵だったかもしれないわね…………」
「うん、橘さんならお金があっても変わらないから!!」
「ちひろなら大丈夫よっ!! ちひろが欲望の塊になるのって絶対ありえないからっ!!」
「あ……ありがとうございます…………」
「でも、結先生と恭子先生には気をつけたほうがいいよ、ちひろちゃん」
「な〜ん〜で〜す〜っ〜て〜〜〜ぇ〜〜〜〜〜(怒)」
「げ(汗)」

 俺のすぐ後ろには、まるで般若のような顔をした結先生と恭子先生が立っていた…………(汗)

「久住君っ(怒)!! 冬休みの宿題5倍にしてあげますから覚悟して下さいっ(激怒)!!!」
「ゆ……結先生っ(汗)!! そ……それだけは勘弁してくれーーーーーっ(滝汗)!!!!!」
「久住ぃぃぃぃぃ〜っ、お話があるの、こっちにいらっしゃい♪」
「は……はい(汗)」

 俺は恭子先生に引きずられる様に連れて行かれてしまった…………。
 連れて行かれた所は、蓮美台高校だった…………。

「な……なおくん!! ど……どうしたの!?」
「…………(逝)」
「く……久住君(汗) 逝っちゃってる…………(汗)」
「な……直樹(汗) 一体何されたの(汗)」


 こうして余計な一言の為に直樹は半ば逝ってしまう羽目になった…………。
 何されたかは想像にお任せって事で♪
 ちなみに残虐な事だけはやってませんのであしからず。


〜 終わり 〜

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