KOMI−SS集第七巻


こちらでは、2004年最初のSSが公開されていま〜す♪

★ 新年のご挨拶2004年版

☆ 時代設定

直樹の彼女がまだ出来ていないと言う設定にします。
はにはにの正月では誰か必ず彼女がいる訳ですが……。

「なおくん、なおくん、起きて!!」
「……眠い、ZZZZZ…………」

 ……正月なんだ、ゆっくり眠らせてくれ…………。

「起きやがりませんねぇ、天ヶ崎先輩…………」

 …………え(汗)

「本当に久住君って、ねぼすけなんだね〜!!」

 な……何で美琴がっ!?

「久住先輩、起きて下さい…………」

 ち……ちひろちゃんまで!?

「久住君、起きて下さ〜いっ!!」

 ゆ……結先生っ!?

「こら久住っ!! 起きろーーーーーっ!!!!!」

 き……恭子先生までっ!?
 ま……まさか……六人のヒロイン達が全員集合しているのかっ!!
 や……ヤバいっ!! 保奈美がマイファンタジーを荒らされる前にっ!!!

「だあぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーっ!!!!!」
「うわぁっ!! く……久住(汗)」
「…………(汗)」

 や……やっぱり六人共いたのかよ(汗)

「な……何しに来たんだよ(汗)」

 俺は何だか嫌がらせでしか思えなかった…………。

「久住君、決まっているじゃないっ!! みんなで初詣に行こうって」
「なおくん♪ おはよ♪」
「まったく、直樹はみんなに恥ずかしい所見せて…………」
「久住先輩はいつもこうなんですか……?」
「久住君……、ダメですよ、朝はきちんと起きないと…………」
「ふ〜ん、久住ってこんなの読んでいるんだぁ〜〜〜」
「!?」

 き……恭子先生っ!! い……いつの間にマイファンタジーをっ!?

「うっわ〜っ、久住君ってこんなの読んでいるんだ、エッチー!!」
「なおくん、どんどん量増えてない?」
「はぁ……、従妹として恥ずかしいわよ、直樹」
「久住先輩……、えっちだったんですね…………」
「久住君っ!! 18歳未満がこんなの読んではいけませんっ!! めっ!!!」
「き〜よ〜う〜こ〜せ〜ん〜せ〜い〜〜〜っ(怒)」

 俺は恭子先生に睨む!! 人のマイファンタジーを勝手にあさりやがってっ(激怒)!!!

「人のマイファンタジー勝手にあさりやがって!! 恭子先生っ!! 責任取れっ(激怒)!!!」
「あらあら♪ 悪いのはエロ本隠していた久住よ♪ 何なら全校生徒にばらしてあげようか〜〜〜♪」

 あ……悪魔かっ!! 恭子先生っ!!!

「ね……ねぇ仁科先生、そ……そういう事されたら、あたしだって困るんですけど、従妹として(汗)」
「あっ、そうか……、渋垣まで巻き添えにしちゃうから、全校生徒にバラすのはダメね…………」
「恭子先生の悪魔っぷり、炸裂ですね、ええ、恭子魔王と呼んでいいですかぁ〜〜〜」
「く〜ず〜み〜ぃ〜〜〜(怒)」

 グリグリグリ…………。

「いてっ! いててっ!! あ……頭グリグリするのやめろよーーー!! 恭子魔王!!!」
「まだ言うかあぁぁぁぁぁぁーーーーーっ(怒)!!!!!」

 グリグリグリグリグリグリ……………………。

「いててててててててて!!!!!!(汗)」
「まぁまぁ恭子、恭子だって悪いんですよ、人のプライバシーに触れるような事したんですから……」
「そうだぞ恭子先生っ!! 俺のプライバシーに手を出した恭子先生が悪いっ(怒)!!!」
「ううっ…………」

 恭子先生、結先生に言われてやっと収まったか…………。

「ね……ねぇみんな、脱線するのはそこまでにして今回の本題に入りましょうよ」
「本題?」

 何だろ保奈美、本題って…………?

「新年になった事だし、みんなで挨拶よ」
「そうか……、それで俺とメインヒロイン6人が集まったんだな…………」

 そう言えば弘司とか言ったサブキャラクターはいないな…………。
 でもまぁいいか…………。

「ではでは私からーーーっ!! 明けましておめでとーーーーーっ!!!」
「おめでとう、美琴」
「なおくん、本年も宜しくねっ♪」
「また世話になるな、保奈美」
「直樹、今年こそはきちんとしてよね」
「努力します、茉理…………」
「久住先輩……、こ……今年も宜しくお願い致します……」
「ああ、今年も宜しくな、ちひろちゃん」
「久住君、今年こそは授業中寝ないようにして下さいね」
「努力します(汗)」
「久住、今年も宜しくね」
「今年はからかうの、コレで最後にして下さいね」
「いやいや、久住からかうのは止められないから♪」
「おいおい(汗)」

 ……はぁ……、今年も恭子先生のオモチャにされるのか…………(汗)
 ……そう言えば…………。

「結先生、恭子先生、お年玉下さい」
「えええええ〜っ、な……何でですか〜、久住君!?」
「ち……ちょっと……く……久住っ!! な……なんで久住にお年玉あげないといけないのよっ(汗)!!!」
「だって、先生達は大人だから、俺はまだ社会人じゃないし、お年玉くれるのが当たり前じゃないのか?」
「な……なおくん(汗) そ……それは違う(汗)」
「でもでも〜っ、私も欲しい〜〜〜っ!!!」
「あ……天ヶ崎さんっ!!!(汗)」
「さぁ先生♪ おっとしだま♪」
「ちょうだいっ♪」
「…………(汗)」

 俺と美琴が先生にお年玉を要求する…………。
 茉理はオヤジと英理さんからもらえるからいいし……。
 ちひろちゃんは、欲しがらないと思うし……。
 保奈美はちゃんと両親からもらっているだろうし…………。

「そ……それでは皆さん、さよーならーーーーーっ(汗)!!!」
「じ……じゃあね、みんな(汗)!!!!!」
「コラ!! 逃げるなっ!!!」
「待ってよーーーーーっ!!!」

 俺と美琴が結先生と恭子先生を追いかける!!!
 お年玉くれるまで追い詰めてやるっ!!!

「ね……ねぇ茉理ちゃん、なおくんってお年玉もらえなかったの…………?」
「お父さんとお母さんが直樹の分も用意しているんだけど……、直樹今起きたばっかりだからまだもらってないのよねー、保奈美さん」
「く……久住先輩に天ヶ崎先輩……(汗)」
「もう、なおくんたら…………」

 ……こうして新年からドタバタな連中であった…………。
 直樹&美琴に押されまくった結先生と恭子先生はしぶしぶお年玉を出す羽目になってしまった…………。
 だめだぞ直樹&美琴……、先生にお年玉よ要求しては…………。

「やったね、久住君♪」
「フフフフフ……、おっとしだまっ♪」

 上機嫌な直樹&美琴であった…………。

「あううううう〜っ、生活費があぁぁぁぁぁ(汗)」
「く……久住(汗) ま……魔王はあんたよ…………(汗)」

 生活費の一部を直樹達に取られて散々な二人の先生であった…………。


〜 終わり 〜



★ プリホリをプレイする直樹

 直樹はパソコンショップに来ていた……。
 そして一つの品物があった、それは…………。

「PrincessHoliday〜転がるりんご亭千夜一夜〜か……」

 そう、直樹はオーガストの名作に目を付けたのだ!!
 ちなみにこれは通常版、限定版は中古ショップでも割引無しの値段なのだ……。

「よし、これを買おう」

 直樹はまだ17歳だが、アダルトな服装で年齢を誤魔化した。
 そして、直樹は『PrincessHoliday通常版』を購入した……。

「よし、インストールだ」

 直樹は自分のパソコンに『PrincessHoliday』をインストールした……。
 そして直樹がプリホリをプレイして数時間後…………。

「う〜ん、このシルフィって子、可愛いな♪」
「保奈美の顔にちひろちゃんの性格が入ったみたいな子だな〜♪」
「保奈美+ちひろちゃん、たまんないね〜〜〜♪」
「で……でも胸が……とほほ…………(汗)」

 やはり直樹も一番人気のシルフィに目を付けたか……。

「そんでレテシィアって子、王女か……、下町娘に化けたって所がグッドだな♪」
「そしてラピス……、何だか結先生みたいだな、ちみっこい年上娘って言うのは…………」
「そしてレイチェル……、まるっきり恭子先生だな…………」
「よぉ〜し、もう一度ムフフシーンを堪能だ!!」

 直樹はやっぱりHシーンを何度も見ていた…………。

「むふっ、むふふふふふ♪ シルフィちゃ〜ん♪」
「へぇ〜っ、直樹ったら、こんなの遊んでやがりましたかぁ……」
「うわわっ!?」

 ま……茉理っ!!(汗) い……いつの間に!!!(滝汗)

「な〜おくん♪ 随分一生懸命やっていたようね♪」

 ほ……保奈美まで(汗)

「うっわ〜っ、従妹として恥ずかしいわ直樹、こんなHなのに熱中しちゃって…………」
「もう、なおくんたら…………」
「…………(汗)」

 な……なんて趣味が悪い奴等だ!!
 部屋に入るならノックぐらいしろっ!!!

「あ……あれ!? こ……これ保奈美さんじゃないのっ!?」
「え……えええええ〜〜〜っ!?」
「ば……バカか茉理!! 保奈美な訳ねぇだろっ!!!」

 こうして大騒ぎになった…………。
 直樹が茉理と保奈美を説得するまでかなりてこずったと言う…………。

「な……なぁんだ、これゲームの登場人物だったのね…………(汗)」
「び……ビックリした(汗) だ……だって、このシルフィって子、何だか私と顔がそっくりだもん(汗)」
「ま……まったく(汗)」

 ん……そう言えば…………。

「茉理っ!!」
「な……何よ直樹!?」
「『直樹』じゃねぇだろっ!! お兄ちゃんだろっ!!!」
「な……何!? な……直樹(汗)」
「妹が兄の名前を呼び捨てにするんじゃねぇ!!!」

 この際だ、茉理に教育してやるっ!!!

「いいかっ!! 『妹』って言うのはなぁ、このシルフィって子みたいに『お兄ちゃん』って優しく言うんだ!!!」
「さぁ、言うんだ!! 茉理!!」
「な……直樹(汗)」
「な……なおくん(汗)」

 うぬぬぬぬぬ……、ま……また俺の名を呼び捨てか…………。

「直樹…………」
「お兄ちゃんだろっ!!」
「アンタ、バカ?」
「な……何だとっ!?」
「直樹、あんた、すっかりゲーム侵されてしまいやがりましたねぇ…………」
「んなっ!?」
「なおくん……、重症ね…………(汗)」
「ほ……保奈美(汗)?」

 な……何だよ二人ともっ!! ノリが悪いじゃねぇかよっ!!!

「直樹、深野先生にお説教してもらう必要あるようね…………」
「うん、その方がいい…………」
「なななななな……何ですとーーーーーーーーーーっ!!!!!?」

 な……何でフカセンがそこで出てくるんだっ!?

「保奈美さん、早速深野先生に連絡しましょう♪」
「そうね、このままだと、なおくんが壊れてしまうから」
「ま……待て!! そ……それだけはやめろーーーーーーーーーーっ(滝汗)!!!!!」
「べぇ〜っだ、アダルトゲームソフトやっている直樹がいけないのぉ〜〜だっ!!!」
「なおくんが女の子を襲わない内に、ここで食い止めないとっ!!」
「あ……悪魔かっ! お前等っ!!!」

 こうして茉理&保奈美は深野先生にチクってしまった…………。
 そして直樹は数時間の間、深野先生の厳しい説教を受けたと言う…………。
 そして直樹は半ば逝ってしまった…………。
 一方、茉理&保奈美は…………。

「何よっ!! こんなレテシィアなんかよりも、あたしの方がずっと可愛いじゃないっ!!!」
「それに、このシルフィって子なんて、あたしよりペチャパイじゃないっ!!!」
「ま……茉理ちゃん…………、ど……どうしたの……き……急に…………(汗)」
「まったく直樹の奴っ!! こんな二人に萌えやがりましてぇぇぇぇぇ(涙)」

 茉理は悔しかったのだ、直樹にレティやフィーよりも下だと言う内容を言われたから…………。

(なおくん……、私ってこの子達に負けているのかしら…………)

 どうやら保奈美も内心ショックだったらしい…………。 
 アダルトゲームに夢中になってしまった直樹……、ああ、君の身近にはこんな可愛い子達がいるのに…………。
 お陰でこの二人はプリホリのキャラにライバル心を抱く結果になってしまった…………。
 負けるな、茉理っ! 保奈美っ!!!


〜 終わり 〜



★ はにはにSSを書くはにはにキャラ

 俺は直樹、オーガスト掲示板でSSを書いてみた……。
 って言うか俺達の物語じゃないか、何か面白そうな話は…………?
 ……あれを書くか…………。
 そして書き上げて早速BBSに投稿した……そうしたら…………。

「ぎゃははははは!!!」
「お……面白過ぎるっ!! 笑い死にそうっ!!!」
「は……腹がーーーーーっ!!!」

直樹「フッフッフ……、どうやら読者さんは笑ってくれた様だ、上等上等♪」
茉理「ねぇ直樹、何が上等なの?」
直樹「わわっ!? ま……茉理!?」
茉理「ふ〜ん、直樹のSSねぇ、どれどれ…………」

 や……ヤバい(汗)
 俺が投稿したのは茉理のお転婆ぶり爆発の内容のSSだからだっ!!

茉理「な〜お〜き〜ぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ(激怒)!!!!!」

 バッコーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!

直樹「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!」

 や……やっぱりこうなるか……ガクッ(汗)

茉理「直樹のバカッ!! あたしの事、そんな風に思っていたのねっ!!!」

 そう言って茉理はプリプリ怒りながら去って行った…………。
 まったく……だからSSのネタにされるんだよ…………。

〜 そして次の日 〜

直樹「さて、オーガスト掲示板でも覗くか…………」
直樹「どれどれ…………って、な……何だコレはっ!?」

 何と俺をネタにされたSSが五つもあったっ!!
 どれもこれも俺がおもちゃにっ!!!
 ぐはっ!! れ……レスまでもお笑い上々反応っ!?
 だ……誰だっ!! こ……こんなの書いた奴…………。
 良しっ!! 内容を良く見て誰がどのSSを書いたか割り出してやるっ!!!

〜 更に次の日 〜

 俺は美琴と保奈美と茉理と結先生と恭子先生をパソコン部室に呼び出した……。

美琴「ねぇ久住君、こんな所に呼び出して何の用?」
保奈美「なおくん、どうしたの?」
茉理「直樹、今度は何を企んでいる訳?」
結「久住君、私まで……」
恭子「な……何かなぁ…………(汗)?」

 フッフッフ……、俺のスーパー頭脳の力を見せてやるぜぇっ!!!

直樹「まずは美琴っ!! このSS書いたのお前だろっ!!」

 久住君は授業中に杏仁豆腐をこっそり食べて、深野先生に怒られて、顔が逝ってしまいましたとさ♪

美琴「あ……あはは(汗) な……何で分かったかなぁ…………?」
直樹「やかましぃっ!! 何で俺が授業中に杏仁豆腐食わなければいけないんだっ!!!」
直樹「次に保奈美っ!! これはお前のだろっ!!」

 なおくんは起こしても起きません、そして私一人で学校に行きました。
 なおくんは学校にも来ていません、まだ寝ている様でした。
 そして、家庭訪問で結先生に散々怒られたの…………。

保奈美「な……なおくん(汗) な……何で分かったの(汗)」
直樹「この『なおくん』が何よりの証拠だっ!! 俺がずっと寝ていて学校にも来なかっただとっ!!!」
保奈美「だ……だって、な……なおくんならやりかねないから…………」
直樹「次に結先生っ!! これは結先生のSSだろっ!!!」

 久住君は、授業中に寝ています。
 私がいくら起こしても起きてくれません。
 そして、どうやら久住君は次の授業も次の授業中もずっと寝ていました……。
 久住君は寝言で「ぷり〜ん、たくさ〜ん」と言ってました。
 そして深野先生の授業中にまで寝ていたものだから、深野先生に思いっきり殴られました。
 流石に懲りて起きました、そして放課後に深野先生に思いっきり怒られたとさ……。

結「な……何で分かったんですかっ!? これが私の作品だって!?」
直樹「俺がプリンの夢でずっと授業中寝たままかよっ!!」
美琴「あははははは!! そのSS面白かったよ〜っ、久住君ならやりかねないし♪」
直樹「やかましぃっ!!!」
直樹「次に恭子先生っ!! これがそうだろっ!!!」

 久住は保健室に来てました。
 そうしたら何と、ベッドに寝ながらエロ本を見ていたの。
 久住はそのエロ本ずっと見ていて午後の授業をサボったとさ…………。

恭子「さ……さぁ(汗) な……何の……事かしらねぇぇぇぇ(汗)」
直樹「何とぼけているんだい、恭子先生♪」
恭子「あ……あははははは(汗) ば……バレた?」
直樹「ええ、本当に分かりやすくて、恭子先生、ククククク…………」
直樹「恭子先生、今度は物凄いSS書いてやるから(笑)」
恭子「お……お願い、やめて(汗)」
直樹「そして…………」

 俺はじっと茉理を睨むっ!!!

茉理「な……何よ……な……直樹(汗)」

 コイツだけは……コイツだけは……コイツだけはっ!!!

直樹「茉理っ!! この最悪なSSはお前のだろーーーーーーーっ!!!!!」

 直樹は女の子を惚れさせる能力を得ました。
 そしたら直樹は次から次へと女の子達を毒牙に掛けてきました。
 当然、天ヶ崎さんや保奈美さん、私やちひろ、更には結先生や恭子先生……、
 更にはあたしのお母さんまで手を出したのっ!!
 直樹はそれに留まらず、知らない人にまで手を出しました……。
 こうして世界中の女は全て直樹の毒牙に掛かったとさ…………。

茉理「…………(汗)」
直樹「やっぱりお前か、茉理…………(怒)」
茉理「だ……だって、な……直樹ならやりかねないから……あ……あはは(汗)」
直樹「やかましぃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ(激怒)!!!!!」
美琴「うわ〜っ、これって茉理ちゃんのだったんだ」
保奈美「確かに、なおくんならやりかねないわね」
結「そうですね、久住君なら本当に」
恭子「やりかねないね、本当に」
直樹「お……お前等ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ(激怒)!!!!!」
美琴「あはははははっ、にっげろーーーーーっ♪」
保奈美「じゃあねっ、なおくん♪」
結「そ……それでは用事があるのでこれで!!」
恭子「さ……さぁ(汗) 温室に行かないと(汗)」
茉理「直樹のバ〜カ、じゃあねぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ♪」
直樹「待てぇぇぇぇぇっ、ゴルアァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーッ(激怒)!!!!!!!!!!」

 俺は奴等を追い掛けたが、奴等は脚が早かった……、くそっ!!!
 許さん……、今度は俺がもっと極悪なSSを書いてやるぞっ!!!

……そしてオーガスト掲示板に、物凄い内容のSSが公開された…………。

美琴「こ……これって……ひ……酷いよーーーっ、久住君っ!!!」
保奈美「な……なおくん……、こ……こんな…………(涙)」
結「く……久住君たらっ、こ……こんな事書くなんて…………(汗)」
恭子「や……やられたわ(滝汗)」
茉理「な……直樹の奴ぅぅぅぅぅーーーーーーーーーっ!! 限度って物知らないのかーーーーーーーーーーっ!!!!!」

……この後、直樹が書いたSSは次の日に管理者により消されたと言う…………。

直樹「まぁいい、一日は公開されたんだからなっ、クックック…………(逝)」

……直樹が書いたSSはどんなのかは想像にお任せします。


〜 完 〜


★ バレンタイン

 俺は直樹、蓮美台高校二年生だ。
 今日はバレンタインの日だ、今までは義理チョコしかもらえなかったが…………。
 だがっ今年は違うっ!! 何故なら…………。
 そして四時間目の授業が終わってお昼休みだ…………。

文緒「はい、久住君」
直樹「ん……?」

 い……委員長…………、こ……これは一口チョコ…………?

直樹「どうもな」
文緒「いえいえ♪」

 や……やれやれ、まぁ委員長だからしょうがないか…………。
 義理の義理チョコって感じだ…………。

美琴「あっ、久住君!!」
直樹「おう、美琴か」
美琴「はい、これ」
直樹「おっ、ありがとな」

 美琴からもらうのは初めてだ、まぁ出会ったのは去年からだし…………。
 義理チョコには変わり無いが、委員長のに比べたら全然マシだ、ちゃんとしたバレンタインチョコだ。
 そして俺は保健室で昼食する事にした…………。

恭子「やっぱり来たわね、久住…………」
結「ここは久住君の食堂じゃないんですよ」
直樹「いいじゃないですか、今は誰もいないんだし…………」
恭子「まぁいいわ、久住、これあげるわ」
結「あっ、私もありますよ」
直樹「いいんですか?」
恭子「いいわよ、久住には色々手伝ってもらったし」
結「久住君にはお世話になりましたし」

 恭子先生と結先生からも、もらえた。
 義理チョコだが、もらえただけうれしい…………。

直樹「ありがとうございます」
恭子「ねぇ久住、やっぱり藤枝のが一番楽しみでしょう」
結「そうですね、久住君にとっては…………」
直樹「あ……あはは」

 そう、俺は去年から保奈美と付き合っている…………。
 今日のは絶対に本命チョコをくれるはずだ。
 そして放課後、カフェテリアにて…………。

茉理「あっ、直樹」
ちひろ「久住先輩」
直樹「おっ、今日は一緒か…………」
茉理「直樹、これやるわ」
ちひろ「あ……あの…………、こ……これ…………」
直樹「おっ、ありがとな」
茉理「断っておくけど、義理だからね、義理」
ちひろ「ま……茉理…………」

 確かに茉理のは義理だが、ちゃんとしたチョコだ…………。
 おや……? ちひろちゃんの方が立派で大きいチョコだ!!

茉理「ちひろ、直樹なんかにそんないいのあげちゃって、もっと安いのでもいいのに…………」
直樹「おい」
ちひろ「えっ? こ……これ、手作りなんですけど…………」
茉理「ええーーーーーっ!?」
直樹「な……何!?」

 な……何と!?
 ち……ちひろちゃんのは手作り!?

茉理「ち……ちひろっ!! そ……それじゃぁ、ま……まさか本命チョコ!?」
直樹「ち……ちひろちゃん!?」
ちひろ「ち……ちがいます!! ぎ……義理チョコですが…………」
茉理「あ……あっそう…………」

 び……びっくりした…………。
 い……いくら何でも保奈美以外から本命もらえる訳無いよな、あ……あはは…………。

茉理「ちひろ、義理なら手作りじゃなくていいんだから…………」
ちひろ「そ……そうでしょうか…………? は……初めてバレンタインチョコなんて初めて渡すものだから…………」

 な……何とちひろちゃんにとっては初めてのバレンタインチョコ!?
 うおおおおおっ!! お……俺ってかなり幸せかも!!!

直樹「ありがとな、ちひろちゃん……」
ちひろ「い……いえ…………」

 そして下校時、俺は保奈美と待ち合わせた…………。
 おっ、来た来た♪

保奈美「なおくん、お待たせ」
直樹「おう」
保奈美「そう言えば茉理ちゃんから聞いたんだけど、橘さんから手作りチョコもらったんだって……?」
直樹「ちひろちゃんは、生まれて初めてバレンタインチョコだから、義理チョコは何も手作りじゃなきゃいけないと思っていたそうだから……」
保奈美「ふ〜ん、そうなんだ」

 まぁ、ちひろちゃんのやる事だから、保奈美も大目に見てくれるだろう…………。

保奈美「はい、なおくん」
直樹「ありがとな、おおっ!! 流石は本命チョコ!! 大きいな!!!」

 フフフ……まぁ当然だろうな♪
 保奈美は料理が得意、当然チョコだってかなり上等な物だろうなっ!!!

男子生徒A「お……おい、あれ見ろよ!!」
男子生徒B「うっ!! ふ……藤枝からあんないいバレンタインチョコ……、久住の奴……いいなぁ…………」

 フッフッフ……、いいだろう〜〜〜♪
 俺はこの世で一番の幸せ者だぜぇっ!!!

保奈美「ねぇなおくん、家に来ない?」
直樹「ああ、いいぜ」
保奈美「うふっ♪ なおくんに食べさせてあげたいし♪」
直樹「おう!! それいいな!!!」

 そして俺は保奈美の家で、保奈美のチョコを食べた。

保奈美「はい、なおくん、あ〜ん」
直樹「あ〜ん」

 やっぱりうまいっ!! 流石は料理上手の保奈美のチョコだぜぇっ!!!
 生まれて初めての本命チョコ……やっぱりいいなぁ〜〜〜♪

保奈美「それじゃぁなおくん、また明日」
直樹「おう、じゃぁな」

 今日は俺にとって幸せなバレンタインチョコになった。
 ああ、保奈美が恋人で俺は幸せ者だぜーーー!!
 そして家に帰って、夜に…………。

英理「はい、あなたに直樹君」
源三「おっ!! バレンタインチョコか、ありがとう」
直樹「ありがとう、英理さん」

 当然俺には義理だろう、そして本命がオヤジって訳だな…………。
 …………って!?

源三「おいおい、何でワシのと直樹のがまったく同じなんだ?」
直樹「本当だ、オヤジのとまったく同じだ!!」
英理「あら、何か変かしら?」
茉理「お……お母さん、ぜ……絶対変、それじゃぁ…………」
源三「はぁ…………」
英理「あら、どうしたの、あなた?」

 え……英理さん…………。
 ふ……普通オヤジの方が俺のよりいいのやるだろ…………。
 ……英理さんは結局何も気付かなかった…………。

 今日は保奈美からたくさんチョコもらったので、他のチョコは明日食べる事にした……。
 こんなに食べたら鼻血出しちゃうからな…………。
 そして次の日下校後、他のチョコを食べた…………。
 う〜ん、やっぱり義理チョコじゃぁ本命には敵わないな、やっぱ…………。
 …………ん? こ……これはっ!?
 う……うまいっ!! ちひろちゃんのこのチョコはっ!!!
 そうだよな……、ちひろちゃんも手作りだもんな、一生懸命作ったんだろう…………。
 ……そして更に次の日…………。

直樹「ちひろちゃん、チョコ美味しかったよ」
ちひろ「そ……そうですか、ありがとうございます」
茉理「直樹、あたしのは?」
直樹「茉理3点」
茉理「何であたしだけ!!」

 当たり前だろ、茉理のは完璧な義理チョコ。
 ちひろちゃんの手作りチョコに敵うわけないだろ、ったく…………。

文緒「ねぇ、あたしのは?」
直樹「委員長0.3点」
文緒「な……何よそれ!!」

 一口チョコなんて、1点もやるかっ!!
 俺は保奈美の手作りチョコ食べたんだっ、俺の採点は厳しいのだっ!!!

保奈美「じゃぁ、あたしのは?」
直樹「保奈美100点満点、当然だ」
茉理「じゃぁ、ちひろのは?」
直樹「え゛!?」

 そ……そう言えば、ちひろちゃんのも一生懸命作った手作りチョコなんだ…………。
 そう、本命チョコレベルなんだ…………。

茉理「ねぇ直樹!!」
保奈美「なおくん…………?」
ちひろ「く……久住先輩…………?」
直樹「…………(滝汗)」

 い……言えない(汗)
 低い点を言えばちひろちゃんがショック受けるし、100点やれば保奈美が…………。
 お……俺にどう採点しろって言うんだ…………ま……茉理の奴…………。

 こうして言葉を失った直樹であった…………。


〜 終わり 〜

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